古くなってない

辻潤の作品「ぼうふら以前」にぱらっと目を通すと、少し曳きこまれました。

1928年(昭和3年)、新聞社の文芸特派員としてのパリ滞在中、「シェイクスピア・アンド・カンパニー書店」に出入りした事がさらっと書かれていたからです。

それも、その書店(貸本屋や出版社も兼ねる)が文芸史上果たした役割等(ジョイスの「ユリシーズ」出版)も、しっかり把握したうえで、店主のシルヴィア・ビーチの事を「年の頃五十過ぎで、顔にケンのある、酢でもコンニャクでも食えないような顔をした一見凄い婆さんである」と一筆書きにしています。

この有名なミューズを相手に、貸せないという雑誌や本をマンマと借り出しているのだから、日本のダダイスト辻潤も大したものです。

放浪癖や、晩年の奇癖、飲酒によるトラブル等の印象が強いので、作品に対しても先入観があったのですが、実に明晰な論理的な著作が出来た人のようです。

確かに、駄洒落を続けてどこが頭やら尻尾やら、アホダラ経のような、千字文のような、シュールレアリストの自動筆記みたいな文章もありますが、酔余と自覚の間の韜晦と見た方が確かなようです。古びていません、まったく。


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