ぼやく月報

全集本などに挿んである月報が面白い事は何度も書きました。

最近も愉快なのに出くわしました。昭和はじめ頃に出ていた「日本名著全集」に「書物愛」と題された月報が付いています。

滑稽本の巻では、出版社の色々な自慢やお願いが満載です。

「またしても(配本が)遅れましたが、総紙数千三百頁、その内容の凝り加減、これでは遅れるのも無理でないと思召さるる事と、出来て見てわれ乍ら驚いて居ります」

「お蔭様で(予約)会員は益々増加致しますが、まだ足りません。現在数二万七千五百人では、どうしても十呂盤(そろばん)がとれません。ゼヒとも三万にしていただき度いと念願に堪へません。三万に達すれば、そこでピッタリ締切って、どなたの、如何なる御縁故関係の御紹介でもお断り致します。どうぞ、三万に達せしめて下さい。もう少しのところです」選挙の立候補者みたいです。

「会費を生真面目に送って下さらぬ方のあるのには、一番閉口致します。そちらにしては高々一円七十二銭のことですが、こちらにしては其手数といひ、カードの整理といひ、とてもやりきれません。無精をなさらずに、当該事務の者をして、愉快に敏速に仕事の進行をさせるやうにして下さい」と滅ッ茶ぼやいています。無精はいけませんね。

「そこで困るのは発売禁止の懸念さるるものについてであります。例へば次回配本の「田舎源氏」の如き、どうかと心配して居りますが、会費さへお払込みおき下されば‥‥と思ひます。その辺御高察下すって、この事業を益々順調に向はしめて下さい」微妙な書き方ですね。「‥‥」の使い方が絶妙。たとえ発禁になってもこっそり送りますよ、という事かしら。ただし会費は払えよ、と釘刺すところは商売上手です。

出版社と読者の橋渡し役である月報の面目が躍如としています。


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