路傍の暗殺

枕元に読んだ本や読みかけの本を山積みにしています。

マンガもあれば全集の端本もあり、レコードの別冊解説書なんかも混じっています。

新潮社版山本有三全集の第12巻もその中の一冊。「濁流」という実話小説が収録されています。

山本が旧知の近衛文麿との接触を書いた作品ですが、作中、山本有三は近衛の邸宅の荻外荘で東条英機の暗殺計画を打ち明けられ、その暗殺声明文の起草を頼まれたとあります。

山本が、軍部や官僚のバックは誰かと尋ねると、返答はうやむやで日を置いて会おうという事になります。

後日に会うとその話は無かったことのようになり、山本はあっけにとられるのです。

私も読んでいて、何とゆるい暗殺計画だと驚きました。まるで茶飲み話のように一人の人間を殺す計画を話す。大切な声明文を小説家に気楽に依頼する。数多あっただろう東条暗殺計画の中でも極め付きに呑気なものだったのでは?

諜報や守秘感覚、セキュリティ、危機管理などの考え方が全く無いに等しい。道端の立ち話に等しいでしょう。

まあ結果として程なく東条は退陣するのですが、関係あるのかないのか、不思議な経緯があったものだと思いました。



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