ケージの慶事?
またまた、駄洒落のつかみです。
ジョン・ケージ。20世紀の音楽シーンに欠かせない人です。クラシックに限定しないでも言えるのではないか。
有名な、「4分33秒」というピアノ曲を作曲しました。これは、私にも完璧に弾けます。あなたにも弾けるでしょう。
ピアノの前に座って、鍵盤に触らずに、ただ4分33秒じっとしてればいいのだから。ストップ・ウォッチは要るかも知れません。
初演はスキャンダルだったそうです。ピアニストや演奏会へのアンチ・テーゼだとか、会場内の騒音や、自分の中で鳴っている音に耳を傾けるのだとか、解説が色々されています。
この人が今年、生誕100年を迎えました。作曲家ですが、キノコの研究家としても有名でした。
同業の松原書林さんと話していて、ケージの作ったキノコのピクルスか何かを食べた事がある、とおっしゃったので驚きました。世の中広しといえども、ケージのキノコを食べた古本屋は、松原さんただ一人でしょう。
「味は?」と聞くと、「スパイスや何かが合わさって、やたら辛かった!」そうです。
タグ
2012年3月1日 | コメント/トラックバック(0) |
カテゴリー:音楽