棘も身の内

本の移動、保管に使う箱はベニヤの合板ですので、ささくれだって来て棘が刺さることがよくあります。

気がつくと奥に入ってしまっていて、針か何かでほじくり出すしかありません。気にしないでおくとやがて皮膚が新しくなって、棘が押し出されてくるので、ほっておくことが多いです。気休めの言葉が「棘も身の内」。入ったものは出さない。出銭を惜しむ商売人が作ったコトワザかも知れません。

よく似た状況が喉に魚の骨が刺さった時でしょう。これは、唾を飲んだりすると痛むので、出そうとします。昔から米飯や芋、パンなどをぐい呑みにすると良いと言います。大抵は食事の時に骨が刺さるので、ご飯はすぐそこにあるので飲み込めます。

今日も今日とて、昼食時に魚の骨が喉をつつきました。「刺さったな」と思ったのでご飯を呑み込みましたが、どうも取れません。いつまでも水を飲んだりしても痛い。

これもまあ、棘の一種と思ってほっておきましたら、夜になって痛まなくなりました。文字通り、身の内になってくれたようです。


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2012年5月6日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:身辺雑記

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