河上&有島
河上肇の日記や書簡の面白さについては何回か書いたと思います。
最近、彼の全集の年譜を眺めていて、或る記事に目が留まりました。
大正12年5月に作家の有島武郎が京都の河上宅を訪ね、自分の所有する資産を差し上げたいと申し出たというのです。
河上と有島、この組合せも意外ですが、有島武郎の提案も変です。
河上とはそれ以前に何回か、有島が京都を訪れた際に交際があったとのことですが、突然、資産を差上げるという提案は突飛過ぎます。
2、3日後に河上は断りの手紙を有島に出しますが、同年6月9日に有島武郎は情死を遂げてしまうのです。
朴訥な河上にとって、何が何やら事情も何も判らなかったと思います。多分、河上の誠実さに有島は信頼感を持ったのだと思いますが、自殺を意識しての一種の混乱状態がこういう行動に結びついたのかもしれません。
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2015年10月1日 | コメント/トラックバック(0) |