小学生日記
前にも書いたかもしれませんが、無名の市井人の日記などを読むのが好きです。
今回は昭和26年1月から3月、当時小学6年生だったKさん(ご存命かもしれませんので)の日記を少しご紹介します。
山口県教職員組合文化局の「小学生日記」が使われています。
「1月8日 晴 11度 (略)午後、おさとうの配給に行った。コマをして遊んだ。」まだ配給制だったのですね。
「1月15日 晴 今日は成人の日でやすみだ。ハッピー(飼犬)のたんじよう日でもある。10時ごろハッピーをさんぽにつれていく時、家のすぐちかくでトラックに足とくびと口をひかれて死んだ。ハッピー死んだ。ハッピー死んだ。ハッピー死んだ(以下何回か繰り返し)。」
かわいそうな記事です。次の日、どうなのか心配です。
「1月16日 晴 8度 ねぼうした。もうぢきマラソン大会があるのだが(略)がんばらなくてはならない。」と元気を出しているので安心です。
「1月29日 河口視学さんがこられた。僕たちの組はそろばんをしている時こられた。(略)」学校に視学官が来たようです。今で言うと教育主事でしょうか。敬語が素直です。
「1月31日 晴 3、4時間めの理科がぬけたから残念無念。午後(略)漢字の書取があって実に88点とはトホホ‥‥」88点で嘆くとは、勉強熱心な賢いお子さんのようです。
以下続く
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2015年11月12日 | コメント/トラックバック(0) |