強力な協力
早朝から高野山へ。道路凍結を心配したのが馬鹿馬鹿しい程の陽気に恵まれました。
しかし、山の色付きは今たけなわ。一本の木の中にも、一枝ごと、一枚の葉ごとに色合いの変化がありリズムがあります。
今日は、一連の買取の後始末のような買取でした。
大仙堂さん、楽人館さん、シアルさんと協同作業で何とか仕上げ。又もや2台のバンに満載と相成りました。
名物の焼き餅、温かいお茶のおもてなし、有難うございました。
夕方、大阪組合に持ち込み。多くの方にお手伝いいただきました。ありがたいことです。
古本屋は協力が大好きです。
当店は東大阪市、四条畷市に力を入れる古本屋です。その一方、かなり遠方にも、日曜祭日を問わず、いつも元気に積極的に、無料出張買取を行っています。見積もりも勿論無料! 好評です。買取実績、非常に多数。夜間買取しています。真夜中相談歓迎です。古本、古書の売却をご計画でしたら、量の多少にかかわらず、ぜひ大阪府古書籍商業協同組合加盟店の
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2014年11月24日 | コメント/トラックバック(0) |
本が生きる
ご近所の引越しを予定されている方から、御蔵書の整理のご相談をいただきました。
永らくご研究されてきた歴史関係の分野ですので、お近しい方に気軽にお譲りされると言う事も難しいご様子ですので、古書店を通じての再活用の方法をご提案させて頂きました。
古書市場の機能によって新たな読者の手元に渡り、本がさらに生きてゆくことが可能です。
古本屋はそのお手伝いが本業です。御蔵書活用ご相談のご依頼をお待ちしています。
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2014年10月29日 | コメント/トラックバック(0) |
子供の全集
先日、買取させていただいた中に、講談社の「少年少女世界文学全集」全50冊というセットがありました。
昭和34年から出始めたもので、当時の全集ブームが児童書にも波及したのでしょう。
大切に読まれたようで、挟み込みの月報や宣伝チラシもほぼ残っていました。
月報をパラパラ読むと、「読者の声」コーナーがあり、喜びの言葉やお礼、感想、要望等が住所氏名入りで掲載されています。
「友達の持っている本を貸してもらうため、おべっかを使ったりして本を読んできたが、子供にはそんな思いをさせたくないので、この全集を買います、子供が何かを得てくれるだろうと念じつつ(大意)」と言うような、ほろっとさせてくれる文章や、
「このような優秀な本を出す貴社の手によって、他の粗悪な雑本が無くなることを、切に希望します」みたいな過激な意見まで、色々載っていて興味深い。大真面目な、読書を大切に思う風潮がうかがえます。
執筆者の先生方の写真も載っていて、「赤毛のアン」の村岡花子先生のふくよかなお顔も初めて拝見いたしました。
それでは、ごきげんよう。
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2014年10月5日 | コメント/トラックバック(0) |
本が会場から戻ってきました
古書組合によってから大阪ビジネスパークへ。
「ツイン21古本フェア」最終日でした。
お客様は三連休初日と言う事で、終了の6時まで、熱心にお買い上げをいただきました。中には、買い物カゴ6杯分の本を一人でご購入の方がおられました。
会期中にお越しいただいたお客様にはお礼申し上げます。
帰宅して、本を運び入れると、つかの間すっきりしていたのが元の状態に。又移動させないといけません。
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2014年9月13日 | コメント/トラックバック(0) |
露伴は良い
今日も「阪神 夏の古書ノ市」会場へ。文庫本の補充などしました。
いよいよ明日が最終日です。まだ良い本があります。ご来場をお待ちしております。
幸田露伴の小説は、蒸し暑い日に読むと、江戸の名残の涼風が通ってゆく気分になります。
たとえば「日ぐらし物語」という初期の作品。
登場人物がそれぞれ短い小説を持ち寄って、朗読を聞き合うという内容です。百物語みたいです。
その中の一編、「痴陳平」が面白い。
主人公の陳平が高官に上り、部下の給料日になると「明日払う、以後毎月其の日に支払う」と言います。次月、其の日が来ると「明日払う、以後毎月其の日に払う」。これを三十月繰り返し、金庫に丸々一月分の給料を残しました。皆感心したが、白昼刺客に殺される。犯人を捕らえると、米屋と薪屋の通い帳の精でありましたと。
洒落ていますね。
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2014年8月18日 | コメント/トラックバック(0) |