うどん重なり

先日、繁盛亭で落語を堪能しましたが、その中の演目、「時うどん」が、日曜日にNHKの午後のラジオと、深夜のTVで、それぞれ違う演者で放送されました。珍しいことです。すべて聞くと三通りの「時うどん」が短期間に比較できたのでしたが、ラジオの分しか聴けませんでした。

江戸落語でしたので「時そば」。上方の「時うどん」では、うどんを食べるのは友達二人連れで、その内の一人が次の日に真似する形ですが、「時そば」は一人が食べ、そのやり方を近くで見ていた、全く第三者の与太郎が次の日に真似をする形です。

笑いが多く取れるのは、明らかに上方落語の形でしょう。特に、間抜けな男が兄貴分にたくさん食べられて、文句タラタラ、少ないうどんをすする所や、次の日に、うどん屋のおっさんの前で、誰もいないのに「袖をひっぱりな!」と一人芝居する滑稽さは、上方落語のしつこいながら、演出が巧妙なところでしょう。

ついでに、落語の話題をもう一つ。

繁盛亭でも軽妙に演じておられた桂文太さんが、2月27日付の読売新聞夕刊「伝統芸」の欄に、大きく取り上げられておられました。

今年還暦。三枝さん、きん枝さん、文珍さんという、派手目の3人の兄弟子とは違って、じっくりと古典落語に集中してこられたとのことです。中心になって引っ張って来た、地域寄席の「田辺寄席」が3月に600回を迎えるとか。また、江戸落語を上方に置き換えて演ずる自称「贋作落語」も大きなレパートリーの柱にされておられます。

御病気で視力を失われたと書かれていましたが、先日拝見した高座では、全く私は気がつきませんでした。自然な高座のお姿が、芸の力の素晴らしさを物語っていたのだと感服いたしました。

これからも、ますます、我々を笑わせていただきたいと思いました。


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