優雅な毎日

時代時代のキー・パーソンが残した手紙や日記を読むことは、いやおうなく一面的であるという事さえ忘れなければ、一種のドキュメントとして興味津々なものがあります。



今日も今日とて、第一次世界大戦後からナチスの台頭までの約20年間、ワイマルを本拠にして世界各国の人たちと交流したハリー・ケスラーの日記を読むと、実に面白いです。題して「ワイマル日記」上下 冨山房刊。



本人が伯爵でありイッチョカミが好きな人ですから彼の回りには 、アインシュタイン、ブレヒト、マイヨール、ディアギレフ、メニーイン、ヴァレリー、ジイド、シャネル、シュトラウス、ホーフマンスタールと有名どころが取り囲みます。 ムンクに肖像画を描かせたりもしています。



未曾有のハイパー・インフレのど真ん中にいたくせに、嘘みたいな優雅な毎日を過ごしており、日記には、庶民が味わっていた生活に対する同情の片鱗さえありません。貴族というものはどうしょうもないなと思ってしまいます。



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