大切な日　大切な本

昨日は祝日でした。古本屋にとってはもう一つの大事な祝日でもあります。グーテンベルクが「グーテンベルク聖書」の印刷を開始した日だそうです。1455年のこと。そもそもの始まりです。紙に印刷したのと羊皮紙に印刷したのと2種類あります。完本が両方合わせて世界中に48冊残っているとのことです。

グーテンベルク聖書は日本にも完本が慶應義塾大学図書館に紙に印刷したのが1冊有るとのことで、アジアではこの1冊だけらしいです。たった48冊の中ですから、大したものです。しかも状態が良く、最も美しいとされているらしいです。さらに元の装丁のままですから、最も貴重と評価されているのも当然でしょう（私が自慢しても仕方がない）。

個人で所有しているのはビル・ゲイツ氏だけみたい。う、うらやましい！！アメリカのモルガン・ライブラリーの羊皮紙本1冊、紙の本2冊というのもすごい。

まあ、最初に何冊印刷したのか知りませんが、48冊残っているのは考えてみたら多いかも知れません。なにせドイツは何回も戦争を経験していますから。幾多の戦火をかいくぐって残ったのは、聖書だったからかも知れません。

買取で出くわす可能性は1000％ありませんが、一度手にとって、ページをパラパラしてみたいですね。ビル・ゲイツ氏に買取チラシを送っておこうかな。

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