漱石と青木繁

時々、夏目漱石の手紙を読みます。全集の書簡集の気が向いたところを開けて、一通か二通。それで満足できます。たいしたものでどんな短い手紙の中にも、漱石がいます。文体なのでしょうか。

明治44年2月10日付、内幸町の胃腸病院からの鏡子夫人宛の手紙では、病院長との対話を手紙の中で再現して、謡の練習を始めると宣言しています。医者が許したのだから文句言うなよ、と言わんばかりです。看護婦が傍で聞いていたので証明してくれる、とまで書いています。奥さんに気を使っていた様子が手に取るように判ります。

明治45年3月17日の津田青楓への手紙では、その日の展覧会で久しぶりに見た青木繁の事を「あの人は天才と思ひます」と書いています。漱石の絵の鑑賞力は専門家以上ですが、ここまで激賞しているのは珍しい。

手元にあった「青木繁展」カタログの年表で調べると、漱石が見た展覧会は、その年の3月15日から31日まで東京上野の竹之台陳列館で開催された美術新報主催「第3回美術展覧会」の一部を会場とした「青木繁君遺作展覧会」です。漱石は以前にも「それから」の中で青木の名作「わだつみのいろこの宮」を主人公の代助が見ると言う設定をしています。

漱石にとって、興味を引く画家だったのでしょう。遺作展にも足を運んだわけです。ただ残念なのは、その遺作展に、あの傑作「海の幸」が出品されていなかった事です。カタログの展覧会歴ではそうなっています。この作品は1904年の白馬会で初めて出品され、漱石が見るチャンスはその時しか無かったようです。漱石が見ていたかどうか。

以下、調べてから続けます。


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