吉田さんを糾弾
森本恭正者「日本のクラシック音楽は歪んでいる」光文社新書刊という本を読みました。2024年に出た本です。日本の西洋音楽の演奏家、作曲家、批評家、教育などに対して猛烈に攻撃しています。著者は永らく欧米で作曲、指揮活動をされてきた人です。
手っ取り早く言えば日本人の、西洋クラシック音楽の今までの受容、鑑賞、演奏、批評はほとんど無意味に近いと断じています。絶望していると言っても良いかもしれません。この人によれば西洋音楽の成立、発展にはヨーロッパの言語、社会、思想などあらゆることがかかわっていて、本来、日本人には理解不能に近いのだそうです。
逆に言えば日本の邦楽が西洋人に正しく理解されることが不可能なのと鏡写しだそうです。当たり前と言えばその通りです。有名な評論家、吉田秀和さんなどもこの書の中では罵倒に近い言葉で裁かれています。
私の部屋には多くのクラシックCDがありますが、ちょっと聴き方が変わるかもしれません。でも森本さんは、素人衆は勝手気ままに楽しめばいいのであって、糾弾されるべきは西洋音楽をプロとして扱っている人達だと言っているので一安心です。
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2026年4月11日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
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