東海林さん、さだおさん
漫画家の東海林さだおさんが亡くなられました。つげ義春さんに続いての大きなショックでした。つげさんは寡作で晩年はほとんど何も書かれませんでしたが、東海林さんは最近まで盛んな執筆をつづけておられ、急逝の感があります。
東海林さんは「タンマ君」「ショージ君」「サラリーマン専科」など若いサラリーマンを主人公にした週刊誌のシリーズで人気を博しました。新聞マンガでは「アサッテ君」が新聞マンガとしての連載記録を達成しました。エッセーも多産で特に「~の丸かじり」は今までで47冊だそうです。他にも「ショージ君の~」シリーズも多い。ともかくひとつのシリーズを書き始めるとやたら長く続くのが特色です。
東海林さんのマンガの線は実に大らかで、しかも繊細で類を見ません。高級車を描く線など天才的です。しかもとても皮肉な感じがよく出ています。若者、中年、老年といった年代別の顔のパターン的な造形が秀逸で、よほど観察眼が鋭いのでしょう。特に老人を描くと悪意に満ちていて素晴らしいです。
作品のほとんどが文庫版でどっさり出ています。私も途中で全部集めるのを休みましたが、これから穴埋めをしようかと思っています。
ご冥福をお祈りいたします。
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2026年4月16日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
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