不滅の辞書
5月25日という日は、われわれ古本屋に縁が深い辞書というものを考える場合、無視できない日です。1955年の今日、「広辞苑」第1版が岩波書店から出されました。そしてその5年後、1960年の5月25日には「大漢和辞典」の最終巻、第13巻が大修館書店からめでたく出されました。
「広辞苑」の方はその大衆への絶大な浸透度において、また「大漢和辞典」は編者の諸橋轍次と大修館書店社長の鈴木一平との美しい友情ドラマによって、ともに名辞書として語り続けられています。特に漢和辞典はその膨大な編纂作業が戦争によって完全に途絶したかに見えましたが、諸橋とその弟子たちの不屈の努力、鈴木の、息子たちをも巻き込んでの営利を離れた献身によって、成し遂げられたのは有名です。
今はその両辞典も、その神話性、無謬性は学問の進歩や、辞書編纂技術の向上と共にやや薄れてきた感はありますが、辞書は一国の文化のバロメーターと言われてきた時代をリードしてきた存在として、歴史的には不滅だと言えるでしょう。
古本 買取 岸和田市
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2026年5月25日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
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