芳一本

私は言葉が美しい俳句や詩が、ゆったりと余白をぜいたくに使って活字が組まれた本は好きですが、それ以外はぎちぎちに活字が詰まった本が割と好きです。昔から辞書や百科事典、2段組や3段組の文学全集、便覧的な本等は嫌いではなかったです。最近の本はやたらと余白が多い気がしていましたが、頑張っている本もあります。









この本は中身も2段組でぎっしりと詰まり、改行もあまりありません。それを表すみたいに装丁もえらいことになっています。帯にもカバーにも活字がぎっしりです。カバーの袖も活字だらけ。



まるで耳なし芳一みたいなことになっています。これらの活字たちは情報を伝えるというよりも、デザイン的に中身を表そうとした感じです。つまり凝縮して沸騰しそうな情報にあふれた中身に装丁として拮抗する、挑むみたいな姿勢が現れていると思います。



そうした意味では成功した装丁ですね。



このような中も外も活字ギッシリの本を芳一本と呼びたいと思いますがどうでしょう?



古本 買取 大阪

タグ

トラックバック&コメント

この投稿のトラックバックURL:

コメントをどうぞ

このページの先頭へ