山崎豊子さんの…

山崎豊子さんが亡くなりました。

大阪人らしいねっちりした筆運びの諸作品、「暖簾」、「白い巨塔」、「華麗なる一族」、「沈まぬ太陽」など読んだ記憶があります。

ハッキリと善人悪人と色分けされた人物像が特徴的でした。

連載が多かったためか、場面が変わるごとに、登場人物の描写が繰り返されるしつこさが、単行本ではうるさく感じたものです。

たとえば「白い巨塔」では、主人公の財前五郎教授の岳父、財前又一は登場するたびに「てらてら光った、タコ坊主のようなハゲ頭をツルリとなでる」し、「産婦人科はドブさらいや」等という、産婦人科のお医者さんや患者さんに対して失礼極まりない、自己卑下(自分自身が産婦人科医)のセリフを連発します。当時、抗議が出なかったのでしょうか。

それでも、広範な取材力を駆使した創作姿勢はエネルギッシュそのもの、まさに財前又一のようでした。

私は処女作の「暖簾」があっさりした感触で、最も好きです。知りつくしている昆布屋(実家)の描写もくどくなく、主人公の努力の積み重ねによる店の発展が淡々と描かれ、それでいて共感を呼ぶからです。


近畿一円、大阪府、大阪市、堺市を始め 大阪の古本買い取りはお任せください。 古本、古書の売却をお考えでしたら、ぜひ大阪府古書籍商業協同組合加盟店の池崎書店にご相談下さい。只今絶版文庫、絶版新書、文庫、新書、単行本、個人全集、全集(一部の日本、世界文学全集は除く)、展覧会図録(一部の美術館展は除く)、画集、美術書、建築書、ジャズ、クラシックCD、落語CD、大阪の本、大阪の雑誌、演芸芸能関係(寄席、劇場、大衆演劇、落語、漫才、万歳、奇術、手品、浪曲、講談、講釈、浅草オペラ、大道芸、放浪芸) 60年代フォークソング、歌謡曲、音楽書、ミステリ、SF、怪奇、幻想、怪談、探偵小説、推理小説、冒険小説、探偵小説雑誌、哲学書、専門書、考古学、民俗学、大阪万博関係、野球、高校野球、水泳、プロレス、ボクシング、学術書、書誌学、趣味書、限定本、マメ本、書道関係書、句集、歌集、詩集、川柳集、一般書、草稿、原稿、自筆物、版画、絵葉書、着色絵葉書、古地図、戦前の旅行パンフレット、時刻表、木版千社札、鉄道地図、色紙、短冊、雑誌、コミック、一部マンガ、月間漫画誌、貸本マンガ、付録漫画、付録模型、別冊付録、アニメ関係、紙もの、映画書、シナリオ、映画雑誌、映画ポスター、 チラシ、パンフレット、刷り物、 刀剣書、玩具、絵本、児童書、キャラクター・グッズ等々、何でも来いです。 (ただし、一部の日本文学全集、世界文学全集、美術全集、美術館展図録、百科事典、講座など、買い取りできない本や雑誌がございます。お電話などでお気軽にご確認ください。) 古書・古本出張買取を強化しております。お問い合わせは古本・古書買取直通ダイヤル090-3990-1086、または 買取のお問い合わせ にて承っております。


タグ

トラックバック&コメント

この投稿のトラックバックURL:

コメントをどうぞ

このページの先頭へ