小林一三と食堂

あちこちのホテルのレストランで不祥事が発覚しています。グルメ志向が普通になった果てにこういう問題が出てきたのだと思います。

阪急阪神ホテルズの出崎弘社長が辞任しましたが、責任問題の解決になっていないのが、相変わらず日本的です。

芝エビや九条ネギがあーだこーだみたいな事は枝葉であり、要は、何を発注し、何が入荷し、どうチェックできたか、誰が指示してどう表示したか、に尽きるのではないでしょうか。そこで事務方の権限、現場の権限等のファクターを判断すれば責任の所在は明確になり、責任のある人が責任を取り、責任のない人は責任を取らなくてよいのではないでしょうか。刑事事件性も帯びる可能性を考えると、いち早くそのポイントこそをオープンにするべきでしょう。

阪急の創始者、小林一三は昭和22年4月30日、レストランを開業しています。

その日の日記から

「共同ビルの七階に大阪カルトンといふ西洋料理を開業した。これは東京第一ホテルの傍系事業として(中略)行って見て驚いた。実に立派な、奇麗な戦前のままの豪華さである。恐らく現在では大阪一であらう」自信満々。

この時代、小林一三には、現代のこんな問題は頭の片隅にもなかったでしょう。

戦前の阪急百貨店の大食堂は私の父親などが愛用し、ライスにソースをかけたの(名称「ソーライ」、小林一三の指示で準メニュー化)が旨かったとよく言ってました。

それから何十年。ややこしい時代になりました。


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