速記者を速記

市会で組合へ。出品が多く、振りも本がテンコ盛りでした。

月刊誌「噂」が10冊ほど手に入りました。

昭和46年頃に創刊された文芸誌ですが、小説よりも文壇裏話や軽い随筆や座談会記事が多く、河盛好蔵さんが「後世、格好の文壇史資料になるに違いない」と太鼓判の雑誌です。

パラパラ見ていると、速記者の座談会という企画がありました。テープ録音が普及する以前、座談会に欠かせなかった速記者の、失敗談や小説家達の意外な姿が浮き彫りになって興味深々。

三島由紀夫は礼儀正しく、座談会の前に必ず「わたくし、三島です。どうぞよろしく」と正座して挨拶し、終了後も速記者に「ご苦労さま」とねぎらったとか。

石原慎太郎さんはやたらと英語を使ったらしい。「また」「また」と連発するので「又」の事かと思ったら「matter(物質)」だったという話。

平野謙は速記しやすかったが、後でゲラが真っ赤になるほど朱を入れて訂正、加筆をするので速記者が気を悪くしたとか。

大宅壮一や映画評論の津村秀夫は、相手によっては寝転がって対談したとか。

埋もれさすには惜しい話題が満載でした。

さて、この座談会に、速記者はいたのでしょうか。



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