露伴は良い

今日も「阪神 夏の古書ノ市」会場へ。文庫本の補充などしました。

いよいよ明日が最終日です。まだ良い本があります。ご来場をお待ちしております。

幸田露伴の小説は、蒸し暑い日に読むと、江戸の名残の涼風が通ってゆく気分になります。

たとえば「日ぐらし物語」という初期の作品。

登場人物がそれぞれ短い小説を持ち寄って、朗読を聞き合うという内容です。百物語みたいです。

その中の一編、「痴陳平」が面白い。

主人公の陳平が高官に上り、部下の給料日になると「明日払う、以後毎月其の日に支払う」と言います。次月、其の日が来ると「明日払う、以後毎月其の日に払う」。これを三十月繰り返し、金庫に丸々一月分の給料を残しました。皆感心したが、白昼刺客に殺される。犯人を捕らえると、米屋と薪屋の通い帳の精でありましたと。

洒落ていますね。



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