半七さん

本好きの人はその内容だけでなく、装丁や挿絵などにも愉しみを見出します。さらに本自体、つまり印刷や製本にも好みが出たりします。

昔から精興社の活字印刷は細身の字体が美しいので愛好する人が多い事は、以前書いたかもしれません。

それと同様に、美術書などの印刷の美しさでは、半七写真印刷工業株式会社が有名です。

創業者の田中松太郎は美術印刷の草分けで、明治時代、ヨーロッパに十年余り滞在して、その技術を日本に伝えたと言います。

その十年という長い年月、奥さんが辛抱強く待ち続けたので、浄瑠璃の「艶容女舞衣(はですがたおんなまいぎぬ)」の女主人公お園の「今頃は、半七さん、どこでどうしてござろうぞ」と夫の半七を待ちわびる有名なクドキから、開業当初、田中半七製版所という社名にしたそうです。

何とも洒落た社名のつけ方です。



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