オーディオ、事始

昔の少年雑誌、「ぼくら」「少年クラブ」「少年画報」などには、付録がたくさんついてました。新年号などに至ると、豪華20大付録などと銘打って、子供心をあおられたものです。その付録を挟み込んで、臨月寸前といった感じのパンパンに膨れ上がった新年号が、12月後半の書店の店頭にあふれていたのをよく覚えています。冷たい風に吹かれながら、何を買おうか、正月のこたつの中で、どれを組み立てようかと小さな胸をときめかしたものでした。

そうした付録は、ほとんどが紙製でした。少し厚めの紙を、点線でくりぬいて、さらに山折、谷折などして形をこしらえ、一部は割ピンなどという、まことに脆く頼りない金属性の鋲で留めたりして、戦艦や戦車、ロケット、10連発銃などを作るのです。カタパルトなどという言葉を覚えたのも、こうした付録のおかげです。

ミリタリー系ばかりではありません。時として異色の文化的付録も付きました。顕微鏡、映写機、妖しげな実験セットなど。そうした中の異色中の異色が、レコードプレーヤーでした。凄いですね。ソノシートも1枚付いていました、赤い透明のペラペラしたの。曲は「虫の声」というのでしょうか、「あれ、松虫がないている」という歌詞の曲です。早く聴きたくてたまりませんでした。

付録を組み立てれば、電気もスピーカーも必要なく、音楽が聴けるのです。

私が小学校5、6年生の頃だったと思います。どういうことになったか。

以下、次号に続く。


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