便利な本は古本屋で

先日、手近にあった「演劇映画放送舞踏オペラ辞典」白水社刊という本をパラリとめくると、戯曲の項目の最後にm8、f6、c2などと書かれています。ほとんどの戯曲の最後にこのfやらm、cが数字とともに記載されているのです。はて面妖な、と凡例を見るとそれぞれ、男、女、子供の意味であると。つまり登場人物の数を性別、子供別で表していたのです。なかなかのアイデアです。その戯曲のイメージがかなり湧くのですね。演出家なんかが次の演目を決める際のヒントにもなります。全体の配役数がすぐ分かるんですから。



この便利な本は1955年刊行ですから、古本屋で買いましょう。



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