百閒の迎賓館

三畳の小屋だが使用できるのは二畳一間きり。終戦後の内田百閒さんの住まいです。彼言うところの掘立小屋の迎賓館です。軒も無く、トイレは別棟。傘をさして用を足したとのこと。

この住まいに、来客が絶えませんでした。一人でも上ってもらうのが大変なのに、二人連れという来客が多かった。

食糧事情が悪い中、なにやかや手土産持参で来てくれることはありがたいが、散らかっているときなどは、上ってももらえず、土産だけ頂戴して帰っていただくことも再々だったらしい。百閒さん自身もエッセーで、訪ねてやろうという好意はありがたいが、好意をくるんで来る人体が、邪魔である、いっそ魂だけで来てくれればありがたいと書いています。

彼の客嫌いは後年、徹底してきて、三畳小屋の隣に建てた茶室を、禁客寺(きんかくじ)と称したり、「世の中に人の来るこそ嬉しけれ とは言ふものの お前ではなし」という歌を書いて玄関に張り付けたり。

忙中謝客、春夏秋冬日没閉門などなど、彼が好んだ言葉は偏屈ではありますが、何処となくとぼけた味があり、捨てがたいですね。


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