ストラヴィンスキーとドストエフスキー

もう過ぎてしまいましたが6月17日は作曲家ストラヴィンスキーの誕生日です。1882年生まれですから生きていれば138歳。意外と若いですね。1971年に亡くなっていますから、万博の次の年まで生きていたわけです。日本にもやってきてN響を指揮して映像も残っています。



結構ビジネス感覚もあったらしく、有名な「春の祭典」や「ペトルーシカ」、「火の鳥」等のバレエ曲などは演奏回数も多いので、時々、細部に手を入れて改訂版を作っては、その都度、改訂料や演奏料を要求したりと、ディズニー顔負けのパテント意識があったようです。



彼自身の著作ではないのですが、弟子との対談形式の「118の質問に答える」という本が出ていました。色んな思い出話が満載で面白い本ですが、彼の父親とドストエフスキーが親しかったなんて話も出てきます。母親も「ドストエフスキーさんは何でも見境なく買ってしまうんだから」とストラヴィンスキーにぼやいたらしい。



意外でした。借金王のドストエフスキーはここでも迷惑をかけていたみたいです。



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