古本屋俳人Oさんの近詠

街灯の 円を外れて 虫の声



二番目に 好きよと言われ 秋の蝶



掘割の 水は動かず 秋あつし



髪色を 少し濃くして 秋暑し



路地裏の 風はとろりと 竹床几



いつもは、暑い夏も元気なOさんの近詠ですが、流石に今年の夏はこたえているのか、ちと精彩がありません。その中から選ばせていただきました。すらっと詠んだ句に姿がよく情感に満ちた佳句があります。



「街灯の」が最も佳いと思います。闇の濃い中の虫の声が聞こえてきそうです。明暗の対比が良いです。



「路地裏」がそれに続きます。これは竹床几のひんやりした肌触りが「とろり」を引き出し、物憂くも静かな午後の一齣でしょう。



「掘割」も良いのですが下五の「秋あつし」をなんとかしたい。それにしても猛暑の中でのご精進は素晴らしいと思います。



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