紀州の人

今日は小説家中上健次の誕生日です。1946年生まれですから生きておられれば満80歳です。和歌山県のご出身で若いころ東京に出て色んな職種を経験して小説を書き始めました。



原稿用紙を使わず集計用紙にびっしりと独特の文字で書くので有名でした。風貌は赤塚不二夫の「天才バカボン」のバカボンのお父さんにそっくりと言われていました。確かに似ています。ジャズにも造詣が深く著作もあります。



戦後生まれで初の芥川賞受賞者になり、評論家の柄谷行人の熱烈な支持を得て評価を高めてゆく図式は、一時の大江健三郎と評論家江藤淳の関係を思わせました。全15冊の全集も死後早々と刊行され、郷里の和歌山の路地を舞台にした小説群は今や岩波文庫にも収録されていて、すでに古典的なポジションを得ています。



実は私は彼の作品の熱心な読者ではありません。ある種の情念をぶつけるような彼の書き方はあまり好きなタイプではないのです。彼のエッセーや対談などは時々読んで面白く思う事はあります。こちらはお勧めします。



古本 買取 和歌山市

タグ

このページの先頭へ