実感の川柳

古書市で 探す欠けてる 一、二巻



上の川柳は泉佐野市にお住まいの河合陽子さんのお作です。河合さんは川柳だけではなく、俳句や短歌にも秀でておられ、新聞や雑誌に投稿されては入選を重ねておられます。この句も産経新聞のテーマ川柳「全集」の回で見事に天、地、人の「人」の評価を受けられたものです。



これは古書愛好家には説明不要の情景を、ユーモラスに的確に表現されています。古書即売会では、全集の端本などが格安で手に入ることがあります。それらを集めて、一揃いの個人全集にするのは、少し時間はかかるでしょうが、楽しみとしては極上です。欠けている巻数をメモした手帳を片手に、本探しを楽しんでおられるお客様の姿を時々見かけます。特にあと1巻や2巻で揃うとなると、熱も入ろうというものです。



ところが、えてして欠けている巻は、文学者の個人全集等の場合では後ろの方の配本になった書簡や日記、資料の巻、別巻などの事が多く、これらはバラで探すとなると実に難しい場合が多いです。出版部数が少なかったり、その重要性から手放す人が少なかったりするからです。



せっかくの楽しみに水を差す気は毛頭ないのですが、昨今、全集は一時に比べるとかなり値下がりしています。どうしてもお読みになりたければ、古書店に直接尋ねたり、「日本の古本屋」で検索されることをお勧めします。その方が時間の節約にもなりますし、付録の月報なども揃っている可能性が高いからです。



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2022年12月28日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:全集 古本 大阪 買取

叩き起こす

昨日は「四天王寺秋の大古本祭り」目録の抽選日でした。以前は葉書とFAXがご注文の手段でしたが、最近はメールもお使いいただいています。FAXではインク切れや紙詰まりなどがあったりして気を使いましたが、メールはスマートでありがたいです。葉書では筆跡などを拝見するのも楽しみの一つです。



古本は原則的に一点ものですから、ご注文が重なると抽選になります。厳正に公平にしていますが、お客様からは見えませんので信じていただくしかありません。お客様の方でも、自分がどれだけ熱心にその本を探していたか、などを縷縷お書きになってこられる事もしばしばです。



昔の収集家の熱心さが色んなエピソードとして伝えられています。ある古本屋が目録に載せた珍しい本がどうしても欲しい。雪が降る夜遅くにその古本屋にでかけた人が、郵便受けにその本の注文葉書がぎっしり入っているのを抜き出してコートのポケットにねじ込んで、酒を食らって寝ている親父を叩き起こし、頼み込んでその本を手に入れたという話があります。



ここまで来ると熱意ですね。殺意に近いかもしれません。天下に1冊しか無いとなるとその本の所有者が死ぬのをひたすら待つ、という事もあるでしょう。



古本屋の店主を叩き起こすくらいは何でもありません。



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夏の食欲

夏場は食欲が落ちて体重が減る、と言うか、食べるのが不規則になって何となく体重が減ることはありそうです。私も少し痩せました。



夏場はしかし、食事は大切です。何もしなくても消耗する訳ですから、せめてそのおぎないはしないと。昔の「中央公論」で「私の好きな夏の料理」というアンケートに諸家が答えているのを森銑三さんが「落葉籠(下)」中公文庫 で紹介されています。



芥川龍之介は「鯛のうしほ、枝豆の塩うで、鴨ロオスなど」永井荷風は「冷奴豆腐、茄子シギ焼など」島崎藤村は「冷豆腐」岡本綺堂「鰻の蒲焼、白瓜の漬物など」巌谷小波は「小鯵塩焼、新芋の煮つけなど」冷奴は他に複数の人が挙げています。



各人各様、美味しそうです。



一風変わった答えは泉鏡花で「何より蝿のたかったものはいけない、煮たてのもの、熱い番茶結構」とすましています。彼のバイキン恐怖症は有名でした。



さて、少しは食欲が出ましたかしら。



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鱧の皮

大阪の古本屋は大阪をテーマにした本が好きです。特に小説類には目がありません。古くは井原西鶴から中島らもまで多彩な書き手に事欠きません。



織田作は大阪を舞台にした小説の誰もが認める第一人者ですが、その先輩に当たるのが上司小剣という小説家です。今は読む人も見かけなくなりましたが、欠かせない人であることは間違いありません。「鱧の皮」という不滅の短編小説があります。



道頓堀の料理屋の女将が主人公で、東京に出奔した入婿の亭主からの無心と復縁を懇願する手紙が届くところから始まり、叔父や母親とのやり取り、使用人の描写などを交えながら、流行っている店の差配をこなす気丈な女の心の揺れを、「鱧の皮」という言葉に収斂させた心憎い小説です。



ちょっと古風な大阪描写が秀逸です。この上司という人は一方では意外や意外、蓄音機とクラシック音楽鑑賞が趣味で、「蓄音機読本」という本まで書いているくらいです。



読みたくなりませんか。「鱧の皮」は岩波文庫や各社の日本文学全集で出ていました。古本屋で探してください。



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あの二人が

やっぱり本を読むと色んなことを知ることができます。今日も今日とて、ふと手にとった猪木武徳著「社会思想としてのクラシック音楽」新潮選書という硬い題名の本の中に、チェコの作曲家ヤナーチェクと作家のフランツ・カフカが少なくとも2度会っていると、という事が書かれていてびっくりしました。



今まで、この二人の芸術に別々に親しんできましたが、まさか会っていたなんて、という思い、そして二人の仲立ちをしたのがカフカの友人、マックス・ブロートだった事も驚きでした。ご存知のようにブロートはカフカの原稿を託されて、死後はすべて廃棄してくれとのカフカの遺言を無視して、全集にして後世に残した人です。ブロートはヤナーチェクのオペラのいくつかの台本のドイツ語訳者だったほど、ヤナーチェクも信頼していたとのこと。



ヤナーチェクとカフカは一度はブロートのプラハのアパートで、もう一度は1924年、ベリン歌劇場でのオペラ「イェヌーファ」初演の時に会っているそうです。



これはもう一度、カフカ全集をひっくり返して、音楽に関わる記事を読み返してみたくなりました。



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