広めたい
4月の「四天王寺春の大古本祭り」の広報の相談に大先輩のOさんと大阪浪速区へ。
今はSNSなどが持つ、個人に直接届くメッセージ性が、古本情報の拡散にとても重要な事は言うまでもありません。
それと共に、色んなメディアに露出することが、古書即売会を中心とした古本催事の成功に大きくかかわることも、古書業界では共通した認識になりつつあります。
新聞、雑誌、テレビやラジオと言った、五感に対し、効果的に広く訴えかける力が強い各種メディアにご協力いただく事は、これからは特に大切と思います。
その担当の方と色々お話させていただいて、古書業界内部では当たり前の事として疑いもしない事柄が、外部の人達からはいかに判りにくいかという事が実感されました。
たとえば目録などで我々は「これは珍しい」と思うような目玉商品でも、それについて解説や説明もなく、ただ高い値段(合理的かつ適正な値段ですが)だけを付けてあっさり掲載してハイ終わり、が多いです。ところが、その本がどういう点で、なぜ珍しいのかと言うようなキャッチーな事柄の一寸した説明等が有るだけでも、その目録や催事が与える印象の深さが全く違ってくるという事など、改めて指摘されて納得しました。
過去のマスコミ回りでも、即売会の説明に具体性(どんな本が出るのか、それが何故高価なのか、どれくらい珍しいのか等)を求められる事が多かったという体験をしばしば聞いていたのを思い出しました。
価格を見てもらえば判るでしょ、高いから良い物、珍しい本なんです的な態度では、やっぱり不親切でアピール不足なのかもしれません。
こうして少しずつとは言え、外からの視点も導入しつつ、古本催事情報の発信力を改善、増強、広めてゆきたいものです。
そして情報が広まる事によって需要も付いてくるのかなと思います。
昔からその種の取り組みを先駆けて実践されている業者さんも大勢おられます。最近の若い人にもおられます。見習わねば。
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2018年2月14日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |