絶品スポーツ漫画

運痴ですので漫画もスポーツものはあまり読みませんでした。

「あしたのジョー」「おれは鉄兵」「少年よラケットを抱け」「あした天気になあれ」「のたり松太郎」くらいしか読んでいません。

それだけ読めば十分だと言われそうです。しかも、ちばてつやさん、ばっかり。偏ってますね。

近頃、寺田ヒロオさんの「スポーツマン金太郎」をふと読んで、そのスマートさに驚きました。

幼稚な漫画を予想していたのですが、違いました。

設定が荒唐無稽なのは仕方無いのですが、金太郎と桃太郎がプロ球団に入ってから、その球団内の人物像が、実にしっかり描けているのです。川上監督や野村捕手、柴田選手といった当時の人気者の描写が巧み。

大人の絵です。だから余計に、金太郎と桃太郎、熊(くまモンそっくり)や犬、猿、キジなどが実に可愛い。

金太郎と桃太郎が悩んだり進歩したりが、カラっと、ベタ付かずに書かれているのも魅力です。

作品は有名ですが、読んだ人は意外と少ないのではないでしょうか。

お勧めです。




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劇場も古くなると…

先日、国立文楽劇場で落語を楽しんだ事を書きましたが、文楽を見るには舞台が少し大きすぎるような気がしました。

舞台の間口が広いので、前の座席列の端に座ると、反対の端がよく見えない。

後ろの座席だと全体が見渡せてよいかも知れませんが、今度は人形の細かい動き等が判りずらいだろうと想像されます。

通の人に言わせると、文楽は浄瑠璃を聞くものであって、人形はあまり見ないそうですから、それでもいいのかもしれませんが、いずれにせよ演者との距離はあまり遠すぎると、他国の出来事のように感じるものではないでしょうか。

土門拳の写真集「文楽」が迫力あるのは、クローズ・アップの威力が大きいと思います。

劇場は採算性とのせめぎ合いがありますから、難しいところかも知れません。

もうひとつ感じた事は、男女トイレの入口の扉が、開け閉めするたびにホラー映画の擬音さながら「ギィー、ギィー」と不気味にきしむことです。おいおい、お化け屋敷か、と突っ込みたくなりますよ。

予算難の折から、交換も出来ないのでしょうが、蝶つがいに油でも注せば良いのではと思いつつ、国立文楽小劇場を後にしました。

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2013年6月29日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:芸能 雑感

オーク200古本祭り、ありがとうございました

昨日で第17回オーク200古本祭りが終了いたしました。

雨や風の、厳しいお天気の日が多かったのですが、熱心なお客様にお越しいただき誠にありがとうございました。

次回は少し先ですが、

11月22日(金)~28日(木)

開催の予定です。予定にお書き加えください。

次回もよろしくお願い申し上げます。

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2013年6月28日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:即売会

落語の夜

昨日夕方から、大阪南の国立文楽劇場で、R堂さんにお誘い戴いた桂文我独演会を楽しみました。

文我さんは「菜刀息子(ながたんむすこ) 別名 弱法師」と「船弁慶」を熱演しました。

特に「菜刀息子」は珍しく、興味深く思います。

地の情景描写や説明は一切なく、会話と、物売りの声だけで終始するという、噺家の力量次第では単調になりかねない、地味な話ですが、じっくり感情移入しながら、夫婦と息子の三人の演じ分けもしっかり出来ていて、よい噺を聞いたと思いました。

一転して、トリの「船弁慶」は師匠の故桂枝雀さんを髣髴させるテンポの良い明るい高座になり、盛り上がってお開き。

途中で、NHK元アナの村上信夫さんが聞き役となって、枝雀さんの想い出話のコーナーがあり、それは良かったのですが、もう少し具体的な、枝雀さんの日常の様子等を聞かせていただきたかったと思います。

全体として、桂文我さんの真面目な人柄が伝わってくる高座でした。

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2013年6月27日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー:落語

達者でな

13日から我が家に住んでいた子猫が、先ほど、里親さんにもらわれてゆきました。

有り難いことです。姉のカラオケ喫茶の古くからの常連さんで、御縁があったとしか言いようがありません。

最初の対面の時こそ、フーッ、パッ!と威嚇していましたが、抱かれて撫でてもらう間にトロトロと眠りだし、やれ、これなら安心と、里親さんに感謝しました。

お聞きすると、里親さんの先住の猫ちゃんも、飼い犬と永年、平和共存していたとのことで、良き先輩になってもらえそうです。

里親さんには、猫砂やら、餌やら新たに準備して頂いているとの事で、恐縮です。幸せな奴ですね。

短かったですが、楽しく、良い思い出を作ってくれました。

新しいお家で可愛がってもらえよ、と送り出しました。

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2013年6月26日 | コメント/トラックバック(0) |

カテゴリー: 身辺雑記

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