米朝さん生誕100年
昨日はNHKの大阪放送局制作「JOBK100年 桂米朝 なにわ落語青春噺(ばなし)」という番組を楽しく見ました。NHKの大阪放送局誕生100年、そして桂米朝さんの生誕100年を記念したものです。戦後の桂米朝さんを中心にして、上方落語がいかに盛り返して現在の隆盛を作ったかという内容です。
珍しいフィルムなどもはさまれていて、興味深いものがありました。ただ、重点が桂米朝さんとその盟友である六代目笑福亭松鶴さんに絞られたために、桂春団治さん(3代目)や桂文枝さん(先代)について一言も語られなかったのはどうかと思いました。この四天王が戦後上方落語の屋台骨を支えたのは歴史的事実ですから。
それとドラマ仕立ての部分があまりにイメージがかけ離れすぎていて、かなり違和感がありました。ただ、桂米朝さんの師匠である先代の桂米團治を、桂米朝さんの長男で当代の桂米團治さんが演じましたが体のやせ方や雰囲気が意外と似ているのではと感じました。ある種の因縁を思いました。
桂米朝さんとは1度お会いしたり、時々文通をさせていただいたりしましたので、いろいろと感じるものがありました。
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2025年6月22日 | コメント/トラックバック(0) |
ゆかしい落語家
2015年の今日、3月19日、落語家の桂米朝さんが亡くなりました。没後10年です。1925年生まれですから、今年は生誕100年でもあります。単純に落語家、とだけ言ってしまっては米朝さんの姿は浮かんできません。
まれな知性派として著作、タレントとしてのテレビの司会、学者としての大学での講義、教育者としての大勢の弟子の育成などなど、どれ一つとっても過去の落語家のスケールを上回る働きでした。
落語家として初めての文化勲章受章も納得です。少しご縁があり文通もしていただき、楽屋で短い時間でしたが、お話も聞かせていただいたこともありますので、私にとっては最もゆかしい噺家さんでした。
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2025年3月19日 | コメント/トラックバック(0) |
枝雀さん
今日は桂枝雀さんの誕生日です。生きておられたら85歳。生前の高座の声や姿はCDやDVDがたくさん残されているので、今でも大勢の人たちを楽しませてくれています。
没後25年ですから、まったく彼の生の芸を知らないという若いファンも増え続けていると思います。私も一度だけ、米朝一門会で彼のナマの噺を聞いただけですが、ありありと記憶に残っています。「代書」をたっぷりと演じていました。
履歴書を頼みに来た男の前職を書くのに困って、「どない書いたらええのんか、ともえ焼き屋?どら焼き屋?回転焼き屋も捨てがたいな」などと悩むところがおかしかったです。小さい声でぼそぼそっとつぶやくくすぐりがおかしく、あのオーヴァーアクションもさりながら、実はちょっとした小味なところがむしろ面白い人でした。
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志ん生
今日は五代目古今亭志ん生師の誕生日です。1890年生ですから、生誕134年です。私が東京の落語では最も面白いと思っている人です。
志ん生師の音源は多数残っていて、どれを聞いても爆笑編です。大のお酒好きで、関東大震災の時に酒屋に走ってゆき、瓶が割れる前に買おうと言って、酒屋の主人からは「それどころではない」とタダでもらいその場でたくさん飲んでベロベロになったというのは有名です。
廓の話などは自身の経験が物を言って、なんとも言えないリアリティがあり聞かせました。絶品は「お直し」や「火焔太鼓」を挙げる人が多いですが、上方でもする「猫の皿」や「はてなの茶椀」などの骨董の出てくる噺も実に味があって、米朝師などとは違った面白さが出ています。
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2024年6月28日 | コメント/トラックバック(0) |
じょーほー
この頃テレビでニュースを見ていると、AIによる音声で読まれることが増えてきているようです。抑揚といい、発音といい、普通のアナウンサーが読んでいるのかと思うほど違和感がありません。
どの放送局か忘れましたが、先日、桂ざこばさんが亡くなられたニュースでもこのAIが読むのを聞いていたのですが、時々「じょーほーらくご」と言っています。はて、ざこばさんはそんな変な落語は語っておられなかったがな、あ、上方落語かと思い当たりました。
昔、桂米朝さんが東京で落語会を開かれた時、看板に「土方落語会」としてあった、と本に書かれていました。似たような話ですね。
どちらもちょっとした間違いです。AIも間違うのです。
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2024年6月19日 | コメント/トラックバック(0) |


