甲子園球場の設計者は?その2
野田誠三さんは京都帝国大学工学部を卒業。阪神電鉄入社。甲子園球場の設計主任として指揮したとされてます。いわば球場の施主側の立場でです。
一方、施工側が大林組でして、そこに小田島さんが在籍していたわけです。
さて、問題の日記の冒頭に小田島さんは書いてます。
要点を整理して写します。「当時、野球熱が沸騰していて、京阪電鉄も寝屋川の運動場に、5万人収容程度の野球場建設の計画を持った。その設計施工を狙っていた大林組が、サービスとして係員を球場研究のためアメリカに出張させるとした。前に甲子園球場設計を担当した私に、そのお鉢が回ってきた」
この文章から考えると、甲子園球場の設計本体は小田島さんが受け持ち、野田さんは設計監理的な、管理者としての役割を果たしたのではないか。図面は小田島さんが引いたような気がします。甲子園球場に行けば何か、記録したような物が展示されているかもしれません。
甲子園球場史に小田島兵吉さんの名前をどこかに残しておきたい気がします。
それはさておき、このアメリカ訪問の赤ゲット旅行記。なかなかいろんな面で面白いのです。
以下次号
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2011年9月30日 | コメント/トラックバック(0) |
甲子園球場の設計者は?
古本屋ならば誰でも、売り方が難しい、何となく気になる資料などを持て余しているだろうと思います。
池崎書店にもいわくありげなものが無いではない。いずれよく調べてからなどと思っているうちに、入手してから何年も経っているものです。
小田島兵吉さんと言う人の肉筆の旅日記(というより日記兼資料貼り込みバインダー)があります。
この方は大林組の専属設計師だった人で、戦前の大阪歌舞伎座や大林組本社を設計したので、レトロ建築研究者の間では結構有名人らしいです。
話は変わりますが、プロ野球のペナントレースもいよいよ終盤、阪神はヤキモキする位、ピリッとしません。
阪神タイガースの本拠地球場の阪神甲子園球場は、一般的には阪神電鉄や阪神百貨店の社長を務めた野田誠三さんが設計したと伝えられています。
ところがこの小田島日記には、「甲子園球場を設計したのは自分だ」と書かれているのです。
以下次号。
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2011年9月29日 | コメント/トラックバック(0) |
四天王寺秋の大古本まつり百円均一からの祈り
昨日、四天王寺さんと一緒にマスコミを回ったことを書きました。
今回の古本まつりは、東北大震災へのチャリティーとして、百円均一の売り上げを寄付すること、春と同様ですが、今回、四天王寺さんの御発意、絶大な御協力をいただきまして、大阪四天王寺さんの近隣の方から、四天王寺さんに本の寄贈を受けまして、それを並べてさせていただき、ことごとく百円均一にてお買い上げいただき、お客様の善意をさらに大きく広げて東北各地にお届けしようというものです。
その御趣意を、マスコミ各位にひろくお伝えできたことは、今回の最大の収穫と言えるでしょう。
本の輪が広がることによって善意の輪が広がります。
皆様、四天王寺秋の大古本まつりに足をお運びいただきたいと思います。
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2011年9月28日 | コメント/トラックバック(0) |
四天王寺秋の大古本まつり宣伝隊
今日は四天王寺さんの山岡さん、同業2名、私が運転手でマスコミまわりでした。
どの先様でも極めて積極的に対応をしていただき、ありがとうございました。充実した1日でした。
山岡さんが入念なアポ取りをしていただき、本当に助かりました。ありがとうございました。
M書林さんもコショタンを2回ほど演じられて、大活躍をしていただきました。お疲れ様でした。
本番が待ち遠しくなります。皆様のお越しを心からお待ち申し上げます。
10月6日~11日の開催です。
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2011年9月27日 | コメント/トラックバック(0) |
幽体離脱して本を買おう
先日、読売新聞を読んでいたら、脳科学の記事が載っていました。大脳のてっぺん部分と側頭葉の境目あたりを刺激すると、自分の姿を客観的に幻視出来るというのです。特に右側で、それが著しくなるということです。
本来この部分は自己の客観的把握に関係している部分らしく、人の立場に立てる人が活用する部位とのこと。
つまり、よく聞かれている幽体離脱、自分の姿を自分が上のほうからみるという現象は、自分を客観的にみることの無意識の究極の現れ、という感じで記事が書かれていました。
これが真理かどうかわかりませんが、幽霊の正体見たり、という気も少しします。科学の発展は色んな事を絵解きしてくれるものです。
池崎書店は自然科学の本も買取いたします。
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2011年9月26日 | コメント/トラックバック(0) |