ツルツル

飼い犬がハアハアと舌を出して荒い息をしていましたので、再びサマーカットにしてもらいました。以前サマーカットにしてもらったのがいつの間にか毛が長くなったのを、そろそろ気温が下がるはずだと、そのままにしていたのですが、残暑が長く厳しい日もあるみたいなので、再度2ミリに刈りこんでもらいました。



てきめんですね。今まで板の間に寝そべって体を少しでも冷やしていたのが、たちまち涼しそうな顔をして、元気に跳ね回っています。大体、犬は少し寒いくらいのほうが良いみたいなので、真冬までには冬毛が伸びるだろうと飼い主はのんきです。



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も一つ山藤さん

もう少し山藤さんのことを。



彼のイラストの代表作は週刊朝日に連載されたブラックアングルだと思うのですが、ここでは絵だけでなく、画面のあちらこちらに文章が埋め込まれていて、画文一体になって面白さが倍加しています。



山口瞳さんや林真理子さん、井上ひさしさん、その他大勢の作家たちが100回連載のエッセーを書いて山藤さんが挿絵を担当している本も多いのですが、そこでも本文に負けないほど山藤さんの文章が挿絵に加えられています。これは現代の黄表紙ではないかと思います。



江戸時代の黄表紙も挿絵が大きく書かれ、本文は絵の周りを縁取るように置かれています。絵の説明なども入り、それは滑稽、洒落、うがちなどが主体で、まさしく山藤的世界なのです。



驚嘆すべき才能でした。合掌。



古本 買取 高槻市

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古書の秋

10月4日は古本屋にとって大切な日です。つまり「古書の日」なのです。どうして決められたのか知りませんが、読書の秋にちなんでいるのでしようね。これが8月4日だったりすると、暑くって誰も本を読む気が起こらない。やっぱり灯火親しむ候でいいのです。



大阪古書組合、正式に言うと大阪府古書籍商業協同組合は今年100周年を迎えました。その記念すべき年の古書の日です。大阪には多くの古書店があります。特に北区に集中している地域があります。梅田の阪急古書の街。天満の天神橋筋商店街3丁目界隈。



涼しくなってきました。ぶらりとお立ち寄りも良いんじゃないでしょうか。



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山藤さん

イラストレーターの山藤章二さんが先月末に亡くなられました。鋭い、そして暖かい描線で人物を描き続けられました。手持ちの山藤本を数えると40数冊ありました。彼の描線、造形、文章がとても気に入っていたのでした。



初期のころは影響を受けたベン・シャーン風のささくれだったペンの味が素敵でした。日本の浮世絵の大首絵からもヒントを得ていたと思います。絵とともに彼の文章と書き文字の洒脱さにも感心しました。彼はイラストにはサインと西暦の年号を必ず入れていました。時事性の強い自分のイラストの賞味期間を意識していたのだと思います。



後期になるにつれてそのこだわりも無くなり、絵のタッチも墨絵風の柔らかさが前面に出てきて、もはやクロニクル風のきつい笑いよりも、人間の持つ本来のおかし味を楽しむ作風に変化したのだと思います。サインは朱印に代わり、日付は不要になりました。



山藤さんは和田誠さんと並ぶ昭和の絵師でした。和田さんは下手に真似る人が出てきていますが、山藤さんを真似る人は出てきそうにありません。



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値上げ

10月に入って何が嫌だと言って、郵便料金の値上げが一番嫌です。お客様に本を送る時の頭にこびりついていた値段を何十円かづつ上げないといけません。送料請求の時に気を付けないといけません。



すでに購入していたレターパックなどにも値上げされた分の切手を貼らないといけない。これがとてつもなく面倒くさいです。郵便局に今までのまま持ち込んで、差額分を現金で払ってそのレシートみたいなのを貼るようにしたらいいのに、切手でしかダメなのです。



賢い方法がないものでしょうか。



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2024年10月2日 | コメント/トラックバック(0) |

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