没後50年
1月12日はイギリスの探偵小説作家、アガサ・クリスティの命日です。1976年に亡くなりましたから今年でちょうど没後50年になります。
ミステリーの女王と言われ日本でも愛読者は無数でしょう。作品数も恐ろしく多いです。しかもその質が平均して高いことも驚異的です。「アクロイド殺人事件」「そして誰もいなくなった」「ナイル殺人事件」「オリエント急行の殺人」など有名なところは若い頃に読んだか、読んだ気になっていますが、今でも、彼女の未読作品を読みかけるとやはり引き込まれるのですね。
「春にして君を離れ」という作品がハヤカワ文庫から出ています。これを推理小説というには無理があるかもです。殺人も暴力も警察も登場しません。恵まれた主婦(?)が一人の旅行の途中、過去の自分の人生、特に結婚以後を振り返りながら、あの時のあのことはどういう意味があったのか、あの人の言ったことの真意は?と、とめどなく思い出しては疑い始めてゆくというお話です。
まあ、サスペンス感は十分にあります。不思議なけだるい感覚が、熱にうなされている悪夢みたいで、私は最近読んで、やっぱりすごいストーリーテイラーだと、改めて感心しました。
没後50年という事は私が20歳あたりの時代まで元気に書き続けていたのだと思うと、すごいおばあさんやなと思います。
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没後60年
今日は江戸川乱歩の命日です。1965年7月28日に70歳で亡くなりました。今年は没後60年という事で、郷里の三重県では名張市の生家跡にあった元病院を保存リニューアルして乱歩のミュージアムにする動きが大きな波になりました。クラウドファンディングが推進され、成功裏に当初以上の目標を達成されつつあります。
日本の探偵小説の代名詞としての乱歩の存在はいくら特筆大書しても追いつかないほどの重さを持っています。小さいころ、明智小五郎と少年探偵団の冒険に心躍らせなかった人は少ないでしょう。もちろん、それを入り口として、探偵小説、幻想文学や倒錯文学にまでまたがる広範な乱歩文学に分け入った人も多いでしょう。
戦後はもっぱら海外の探偵小説の批評、紹介や評論、随筆にも力を注ぎ、後世のファンたちの良き指針としての著作を沢山残しました。彼は一時古本屋にもなっていて、それもあってか古書業界としては好ましい作家として、現在まで変わらぬ人気を誇っています。ちなみに弟さんは本格的な古書業界人、豆本製作者でした。
私は乱歩の処女作「二銭銅貨」を何度も読み返しましたが、何度読んでも飽きないのが不思議でした。人間の心理の深いところまで彼の筆が届いているのだと思います。
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ホームズ170歳
1854年の今日、名探偵が誕生しました。シャーロック・ホームズです。生みの親のコナン・ドイルはもともとお医者さんで、患者が来ないので暇にまかせてシャーロック・ホームズを主人公とした短編の探偵小説を書いて発表したところ、たちまち有名作家になったという事です。
探偵小説分野の開拓者と言われていますが、これはやはりポーでしょう。コナン・ドイルはいろんな分野の作品を書いています。SF、冒険小説、歴史小説、そして心霊術の本など。
なんといってもシャーロック・ホームズを作り出したのが作家としての彼にとって最も決定的だったでしょう。ホームズは小説中の人物にもかかわらず、あたかも生きていたかのごとく、人物像が深められ、肉付けされました。こうしたことを趣味的にする人をシャーロキアン、などと言うようになりました。冒頭に書いた生年月日なども、彼らがホームズ物の小説をいろいろと詳しく読んで、この日だろうと定められたという事です。
ホームズが住んでいたと小説中で書かれていた場所、ロンドンのベイカー街は今や聖地化されて、多くの観光客がおとずれています。
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今さらクリスティ
昔は探偵小説が好きでよく読みました。E・クィーンが最も好きで今でもたまに読み返します。A・クリスティは「アクロイド殺し」だけは熱心に読みましたが、その他の「オリエント急行の殺人」も「ナイルに死す」も映画で見ただけでした。
ところがこの歳になってクリスティの「春にして君を離れ」という作品を読んで、ちょっと感心しました。娘の見舞いに行ったバグダッドから帰る途中で列車の不通で、砂漠の中のレスト・ハウスで3日間の足止めを食った婦人が、過去の色んな場面を脳の中でフラッシュバックしながら、次第に不安と疑心暗鬼に囚われ始めます。
ここら辺り、不思議なサスペンスがあり、どうなるかと思わせます。結果は言わないでおきますが、全編、ほとんど主人公の婦人の独り言みたいな感じですすみ、殺人も何も起こらないのですが、ミステリらしく、伏線も張られていて変形の推理小説みたいです。
早川書房の文庫版です。おすすめします。
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名前でびっくり
産業遺跡などへの関心が高まっています。その前段階として、主として明治以後の、色んな用途の古い建築に対する建築学的な研究が進んだことがあるでしょう。私が通っていた大阪市北区の中学校に隣接して、泉布観がありました。
これは近くの造幣局へ来る高官などのための、迎賓施設だったと聞いていました。1871年に建てられた重要文化財で、大阪にある最も古い洋式建物です。これらの歴史的建物を連携して鑑賞する運動があり、ガイドブックも発行されています。
手際よくまとめられていて、全体を概観するのに便利です。西区川口にある日本聖公会川口基督教会も記載されていて、その解説を読んで一寸びっくりしました。1920年に建てられていますが、設計者がウイリアム・ウイルソンと書かれていました。
この名前にピンときた方は文学好きです。あのエドガー・アラン・ポーの小説に「ウイリアム・ウイルソン」があるのです。これは若い医学生のウイリアム・ウイルソンが自分のドッペルゲンガーに取り憑かれて死んでしまう話で、アラン・ドロンの主演で映画にもなっていますから、そちらのほうが有名かもしれません。
その名前を思わぬところで見たものですから、私までびっくりしてしまったわけです。
よくある名前なのかなあ。
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