松脂

内田百閒のことをもう少し。彼は岡山の造り酒屋の息子として生まれたので裕福に育っています。敷地も広く、樽や材木などが重なっていた隙間に潜り込んで遊んでいたとのことです。



ある日、学校で琥珀というものを教わり、松の樹脂が地中で何万年何千万年とかかって琥珀になると知ってその不思議さに憧れました。家には樽材の隙間を埋めるための松脂がいくらでもあります。彼はそれを使ってその不思議な琥珀を創ってみようと思ったのです。敷地の隅の地面に掘った穴の中に松脂を流し込んで、埋戻しました。



自分だけの秘密でドキドキしていましたが、たまらずに次の日だかに掘り返してみると、どす黒く臭く、割っても美しくないのに失望して捨ててしまったと、「琥珀」という随筆に書き残しています。



時が創った美に対する性急なあこがれとその失望が名文によって綴られて、やっぱり百閒は素晴らしいと思わせてくれます。



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変な人

昨日は内田百閒の誕生日でした。1889年生まれですから生きていれば134歳です。写真が沢山残されている人ですが、それが老人になってからの写真がとても多いので、何となくもっと年寄りかと思いますが、案外そうでもありません。



「目の中に列車を走らせても痛くない」と言ったとかの鉄ちゃんですから、東京駅の一日駅長などして、その写真も有名です。かなりの変人で、当時の国鉄に努めていた平山三郎という人を相棒にして日本のあちこちを鉄道でめぐりました。



ただ、この人は汽車に乗るのが目的の人ですから、目的地に着いてからそこの名所などは見ない。次の日には汽車に乗って帰ってくることが多かったとか。付き合わされる方は大変です。その道中記が「阿房列車」シリーズとして大変人気があったそうです。



変人で通っていますが、実は法政大学でドイツ語を教えていたり、そこの飛行機愛好部の部長をしたり、日本郵船に嘱託として招かれ、立派な部屋をあてがわれて、郵船が世間に出す文書や社内文書の添削をしていたり、宮城道雄も認める琴の名手だったり、鳥飼の名人だったり、借金の名人だったりとか、話題に事欠きません。



極めつけが晩年近くの「嫌だから嫌だ」の芸術院会員辞退でしょう。戦後は教え子や弟子たちが「摩阿陀会(まあだかい)」という誕生会を5月29日に東京ステーションホテルで開くのが恒例になり、喜んで出席していたとのこと。「死ぬのはまあだかい」という洒落ですね。



これをテーマにして黒澤明監督が「まあだだよ」を撮ったのもかなり前のことになりました。



ともかく変人でした。



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辰雄さん

昨日は作家、詩人の堀辰雄の70回目の命日です。なんとなく戦前の人と思っていましたが、1953年に亡くなっていますから、同じ空気を1年ほど吸っていたんだと、不思議な気がしました。



堀辰雄といえば信州、軽井沢という言葉が反射的に浮かびます。結核をサナトリウムで療養して、というイメージが焼き付いていますが、彼は東京千代田区生まれ、下町の育ちでちゃきちゃきの江戸っ子です。



肖像写真などを見ると何となく気が弱そうな感じですが、後輩の福永武彦の思い出によると、本やレコードなど欲しい物があると福永達を賭けトランプに誘い、そういう時は必ず勝ったということです。その欲しい物も、必ず一日寝てから次の日も変わらず欲しかったら買うという、慎重な一面も持ち合わせていたとか。



晩年は追分に新居を建てましたが、念願の書庫の完成には間に合わずに亡くなりました。死後、それぞれの時点で完璧な全集が3度も出版されています。



幸せな作家だったといえるでしょう。



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散歩

今は、朝昼晩と薬を飲んでいます。小さい時から薬は飲み慣れているので、苦になりません。健康な時も体調管理と思ってビタミン剤などを飲んでいましたから、結構薬好きなのかも知れません。



昔の人は今ほど医学や科学の智識がなかったので、きっと民間信仰みたいな形で色んな物を飲んだり食べたりしていたことでしょう。中国人はそれこそいろんな食材を食べ尽くしてきました。薬なども考えて作り出しています。大昔は色んな鉱物を粉にして、服用していたと言います。



王瑤著 石川忠久等訳「中国の文人」大修館書店刊という本に「文人と薬」という章があり、寒食散という薬が紹介されています。後漢時代から唐時代にかけてと言いますから、西暦の初め頃から10世紀頃にかけて役人や知識人たちに好んで飲まれたそうです。



これは五色散ともいわれ、紫石英、赤石英、白石英、硫黄、鍾乳石をすりつぶして混ぜ合わせたものだそうです。



長命、病気治癒、強壮などに効果アリとなっています。効果が外に現れてくるのを散発といい、皮膚がツルツルになってほてるそうです。そうなると歩き回ってその効果を維持することが必要になります。



散発のために歩くので散歩と言いました。これが散歩の語源らしいです。



ほんまかな。



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忍者外交

今日5月27日はアメリカの政治家、政治学者のヘンリー・キッシンジャー氏の誕生日です。満100歳におなりです。



ニクソン政権下で大統領補佐官に任命され、忍者外交、隠密外校とやらで中国との国交を正常化し、後にフォード政権でも補佐官、国務長官として外交面での活躍、暗躍は続いて、国際政治舞台での最大のキーマンになった感がありました。



大統領補佐官という言葉が普通の日本人に深く浸透したのは、キッシンジャー氏の時からだと思います。補佐官時代には国務省を通さずに、独自の人脈の元、秘密外交を繰り返したので政権内部での権力闘争は激烈だったとされています。



そんなストレスの塊と思える状況をくぐり抜けての100歳ですから、その精神的タフネスは驚異的ですね。その面は見習いたいものです。



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2023年5月27日 | コメント/トラックバック(0) |

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