女性初

1960年の今日、第1次池田内閣が発足しました。目玉人事として中山マサが女性として初めて入閣しました。私は当時8歳でしたが、女の人が偉い大臣になったんやな、と思った記憶があります。それ以来、継続的に女性閣僚は生まれており昨今では5人前後が定数みたいになっています。まだまだ少ないですね。



世界では女性の国家元首、政党代表が当たり前のように大勢います。音楽の世界でも女性指揮者は男性に引けを取らない活躍をしています。日本では小澤征爾さんの少し後の時期に松尾葉子さんが活躍し始めました。これは世界的にも早い部類になるでしょう。今やあのウィーン・フィルやベルリン・フィルにも女性のコンサートマスターが就任しました。



カラヤンがベルリン・フィルのクラリネット奏者にザビーネ・マイヤーを採用しようとして楽団ともめて常任指揮者を辞めたことなど、はるかかなたの昔話になってしまいましたね。



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2024年7月19日 | コメント/トラックバック(0) |

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河内長野市で出張買取、そしてピアノ

昨日は河内長野市で出張買取でした。ピアノの先生をされていてレッスン室には、珍しいドイツ製のスタインウェイのフルコンサートがデーンと据え付けられていました。クラシック番組などで見慣れている真っ黒じゃなくて。つや消しのローズウッドが渋いです。



100年ほど前のもので、ベルリン・フィルの練習場の片隅に置かれてあったものを手間を掛けて日本に運ばれたとのこと。少し弾いていただきましたが、なんともまろやかな、それでいて透明な音色にうっとりしました。



山の本や文学書、趣味書などをお譲りいただきました。大切に引き継がせていただきます。



欧米の名演奏家たちの秘話なども聞かせていただいて、こちらが時の経つのを忘れるくらい楽しい時間を過ごさせていただきました。



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2024年7月7日 | コメント/トラックバック(0) |

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聴きたい

昨日は一日中、買い取ってきたCDを下ろして、その整理でした。大量でしたので現地ではとにかく紐で手当たり次第にくくっただけでしたので、それを解きほぐして1点づつ、中身と解説書をチェックしてゆきました。



クラシックのプロデューサーをされている方ですので、ほとんどがクラッシックです。セット物は枚数確認などをしなければなりません。聴いてみたくなるのが多いのですか゛そんなことをしていたら時間がいくらあっても足りませんから機械的に淡々と。



ゆっくり聴きたいものです。



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2024年6月10日 | コメント/トラックバック(0) |

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本屋の子

今日はドイツの作曲家、シューマンの誕生日です。1810年生です。古本屋のブログに登場させるのですから、何かあるはずですね。そうです、彼は本屋さんに生まれたのでした。出版も販売もして裕福な家庭だったそうです。



おまけに彼自身、長じてからは作曲ばかりでなく音楽評論も執筆して盛んにジャーナリストとしても活躍していました。今では作曲家で筆のたつ人ははいて捨てるほどいますが、さしずめ彼はその先駆けと言えるでしょう。



ただ、ロマン派の全盛時代に生を受けましたから、その精神は興奮しやすく、感じやすく傷つきやすく、ともかく難しい人でした。ピアノ曲ばかりまとめて作ったり、歌曲ばかり作ったりと、バランスという概念がない人だったようです。



そしてついに精神に異常をきたして自殺未遂を引き起こし病院で46歳の生涯を閉じました。その多くの作品は不滅です。



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2024年6月8日 | コメント/トラックバック(0) |

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最後の音楽

フジコ・ヘミングさんが亡くなって、そもそもフジコ・ヘミング・ブームを巻き起こしたきっかけを作ったNHKが追悼番組を放送しました。



昨年秋に自宅の階段から落ちて重傷を負ったヘミングさんを、病院でのインタビューと、元気な頃の世界各地でのコンサート映像を絡ませて、カメラがとらえていました。改めて、その特異な演奏家としての生涯を振り返って、音楽に生涯を捧げた人生だったと人々に告げています。



その番組の終わりの方で、リハビリ病院で車椅子でピアノに向かった彼女が、もつれる指で和音を探るように音を出していましたが、曲にはなりません。もどかしそうに何度か繰り返しました。と、突然モーツァルトのトルコ行進曲付きのソナタの第1楽章冒頭が、たどたどしいけれどもつぶやくように弾かれました。それで満足したのか彼女はピアノの蓋を自分で閉めました。



それが彼女の生涯最後のピアノ演奏になりました。



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2024年5月28日 | コメント/トラックバック(0) |

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