カラス、そして椿姫
昨日はマリア・カラスの誕生日でした。パスポートなどには2日とされているので、世間一般には12月2日が誕生日とされていますが、実母によると4日が正しいとか。
1977年に53歳で亡くなっていますから生きていれば今年92歳。しかしカラスや美空ひばりが90を超えた姿は想像できません。激しく生きた人は早く燃え尽きるのです。
私がクラシックのCDを聴いていて、演奏に感動して涙が溢れそうになるのはカザルスの演奏と、カラスの「椿姫」です。
特に「椿姫」第2幕第1場の中頃から終盤にかけてのカラスのヴィオレッタは、ピアニシモからフォルテシモまでの声のコントロールと感情表現が一体になり圧倒的な力で迫ってきます。
最後の第3幕、病床での切々たる回想シーンも素晴らしい。
但し、演奏は1955年のスカラ座ライブをトップに置きます。他は少しずつ感動の度合いは低くなる。
機会があれば是非ともお聴きください。
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2015年12月5日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリー:音楽
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