Oさん、頑張る
昼下がり 厨音なく 麻暖簾
花街の 猫が咎める 夏の朝
空狭く ビルが見下ろす 鯉幟
山吹や 枝にゆきたい 籠の鳥
知らぬ間に 藤は見頃に 蔵住まい
恥じらいも 過ぎれば野暮と 花杏
人影の 絶えた名所に 二輪草
コーヒーと 煙草ばかりの 春は行き
櫻鱒 上る瀬色を 紅に染め
俳人古本屋さんOさんの近詠です。
「空狭く」は視点が面白く、下から見上げているのかと思うと突然、ドローンに乗ったみたいに俯瞰になります。マンハッタンの鯉のぼりみたい。「櫻鱒」も美しく活きが良いですね。そのものは見たことありませんが。
でも景気が良いのはこの二句だけであとは「厨音なく」や「蔵住まい」や「籠の鳥」などと、ひたすらガマンの気配の句が目立ちます。 自粛というか、無聊というか、なんとも切ないような気分を反映して、ため息にも似た雰囲気が漂ってきます。
でも、待てば海路のなんとやら。やっと物事が動き始めるみたいです。大阪も兵庫も京都も奈良も和歌山も滋賀も、住んでいる人達、通っている人達、普通の人達の努力のおかげでコロナも一応は収まりつつあるように見えます。
もう少しです。
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2020年5月24日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |