雑誌返し
昨日も割に暖かかったので、倉庫へ出向いて、今回は雑誌返しを。
雑誌をひっくり返していると、本よりも背中が見えにくいので、時間がかかります。薄い雑誌になると背中では判断できなくて、表紙や目次を確認したりすると無茶時間がかかります。
でも本よりも中身は色々ですので、捨てがたい。そういえば雑誌が好きな古本屋さんは多いです。目の付け所が良いですね。
泉南郡熊取町の古本出張買取は地元の池崎書店にぜひお任せ下さい。大阪府古書籍商業協同組合加盟店の池崎書店にお気軽にお電話、もしくはメール、FAXをしてください。お問い合わせは古本・古書買取直通ダイヤル090-3990-1086、または 買取のお問い合わせ にても承っております。09039901086。年中無休で24時間受け付けています。買取経験豊富な店主が、丁寧に無料査定、適切にご相談に応じます。お引越しの本整理、御遺品整理も承ります。
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2019年2月7日 | コメント/トラックバック(0) |
レコード雑誌を‥
四天王寺秋の大古本祭りに持って行く本や雑誌を用意しています。
「レコード芸術」の古い処等の音楽雑誌を沢山。
かれこれ40年程前のが多いです。レコード全盛時代、CDはまだ出ていません。
今と比べてずいぶん分厚い。500頁近くあります。半分はレコードとオーディオの宣伝です。
本文よりもその広告の方が、時代を感じさせて断然面白い。
感じさせて、とはよそよそしいです。生々しく思い出させてくれる、と言った方が適切。
私自身、当時は、レコード、ステレオに明け暮れていたのですから。切実に1枚のレコードを買い、切実に聴き、切実に読んだ時代。
それに比べると今はあっけらかんとしています。モーツァルトやバッハ、ベートーヴェン達の全作品が一箱のCDセットになって一瞬で手に入り、カラヤンやバーンスタイン、ルービンシュタインの全録音が苦も無く揃えられます。これは音楽の楽しみ方を随分と変化させくれたと思います。
ご用意した雑誌は、彼我の差を比べるのに、ぴったりの資料です。
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雑誌色々
「月刊マスコミひょうろん」、「SEMBA」、「大阪春秋」等の雑誌が沢山入荷したので値段付けに励んでいます。
「マスコミひょうろん」は内幕暴露型の雑誌で、政治、文化、芸能にかかわらず昭和50年代初頭のスキャンダルを載せまくっていました。
執筆者や判型を「噂の真相」が引き継いで、結局、分裂して消滅した雑誌です。熟読したら面白いに違いありません。4年分ほど。
月刊雑誌「SEMBA」は船場に限らず、大阪全般のタイムリーな話題を取り上げて、毎号特集を組んだ地域雑誌です。残念ながら20年ほど前にこれも廃刊になっています。これが5年分ほど。
季刊雑誌「大阪春秋」は途中休刊もありましたが現在も続いています。今回入荷したのは創刊号を含む60冊ほどで、一時休刊後の判型が変わった辺りもあります。大阪を愛する人必見です。
どの雑誌も春の即売会にはお目に掛けられると思います。
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用意しながら
「阪神歳末古書ノ市」は中古のレコード・CD販売催事と同時に同フロアで開かれますので、音楽関連の古い本や雑誌などをいつもより多めに用意します。
古い、と言っても「レコード芸術」や「LP手帖」「ディスク」「レコード音楽」「プレイバック」等の40~60年程前のバックナンバーですので大して珍しくはないのですが、それでも今となっては時代を感じさせます。
私がクラシックのLPレコードにのめり込んでいった時分の雑誌ですから、自然と感情移入するのはやむを得ません。つい読みふけったり。
当時、新品LPは2000円前後、廉価盤と言っても900円以下では買えませんでしたから、レコード選びは真剣にならざるを得ず、レコード雑誌の推薦記事などを頼りにする事が多かったのです。「レコード芸術」は穴のあくほど、隅っこの記事まで目を通した、とクラシック好きの或る友人は述懐していました。
そうした雑誌を今、せっせと袋に詰めて商品化していると、自分はやっぱり変わってないんやなあと或る種の感慨に襲われます。
これらの音楽、LP雑誌のほか、古いオーディオ関係の雑誌を持ってくる古本屋さんもおられると思いますので、興味ある方は是非とも、12月26日(月)から30日(金)の間、大阪梅田の阪神百貨店8階催事場に足をお運びください。午前10時~午後8時まで。
三島郡島本町、高槻市は当店が日頃から買取努力を傾注している地区です。新年までに古本や資料等の整理をなさいませんか。風が心地よく通りますよ。なにとぞ大阪府古書籍商業協同組合加盟店の池崎書店にお電話、メールしてください。お客様の立場に立ってお客様にとって最良最適の方法をご提案いたします。20年以上の多数の買取実績がございます。御先祖様から伝わる大切な古い文書、古い本、色々の本、手芸書、料理書、クラシックやジャズのCDそしてLP、地図、、邦画洋画DVD、絵葉書、切手、万博関係の資料、アイドル関係、骨董、肉筆物、有名人書簡、原稿、浮世絵、版画等色々な品を求めています。日曜祝日無しで無料の出張買取、推進中。深夜や早朝の買取もご遠慮なく。専門のベテラン担当者が適正な査定、誠実に高価買取いたします。1000冊単位、万冊単位の大量買取お待ちします。引っ越し整理や会社整理、ご遺品整理も承ります。(と申しましても、一部の日本文学全集、世界文学全集等買い取りできない本や雑誌がまれにございます。書き込みや落書きのある本も、同様でございます。) 古書・古本出張買取を強化しております。また、宅配買取も簡単OKです。お問い合わせは古本・古書買取直通ダイヤル090-3990-1086、または 買取のお問い合わせ にて承っております。夜間もご遠慮なく。ご遠方からの宅配買取もお待ちしています。送料着払いです。
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捨てがたいPR誌
前回、PR誌の事を書きましたが、その続き。
「浪花のれん」という雑誌は、東京の「銀座百点」の大阪版のような感じです。
昭和37年6月号は、花田清輝や小野十三郎、友竹正則氏達が執筆しています。その中に津田喜代獅と言う名前を見つけました。
大阪の有名な古本屋さんだった、津田書店のご主人です。
「釜ヶ崎の古本屋」というエッセーを載せておられます。手書きの地図を添えて、当時の西成界隈の古本屋、自店も含めて13店を紹介しておられて興味深い。今となっては貴重な資料ではないでしょうか。
文中、この地区で40数年無事故で商売を続けてこられた秘訣は、素性の怪しい本は、惜しいと思っても買い取らないことだったと回想しておられます。
そして最後に「歴史資料、明治大正文学書専門とうたっていたのでは、特に品物の出回りの少ない現在、飯は食えない。(中略)通俗的大衆物本位におちてゆくことは仕方のないことだと諦めている」と結ばれています。
この状況は以来ずっと続いているのでは‥。