用意しながら
「阪神歳末古書ノ市」は中古のレコード・CD販売催事と同時に同フロアで開かれますので、音楽関連の古い本や雑誌などをいつもより多めに用意します。
古い、と言っても「レコード芸術」や「LP手帖」「ディスク」「レコード音楽」「プレイバック」等の40~60年程前のバックナンバーですので大して珍しくはないのですが、それでも今となっては時代を感じさせます。
私がクラシックのLPレコードにのめり込んでいった時分の雑誌ですから、自然と感情移入するのはやむを得ません。つい読みふけったり。
当時、新品LPは2000円前後、廉価盤と言っても900円以下では買えませんでしたから、レコード選びは真剣にならざるを得ず、レコード雑誌の推薦記事などを頼りにする事が多かったのです。「レコード芸術」は穴のあくほど、隅っこの記事まで目を通した、とクラシック好きの或る友人は述懐していました。
そうした雑誌を今、せっせと袋に詰めて商品化していると、自分はやっぱり変わってないんやなあと或る種の感慨に襲われます。
これらの音楽、LP雑誌のほか、古いオーディオ関係の雑誌を持ってくる古本屋さんもおられると思いますので、興味ある方は是非とも、12月26日(月)から30日(金)の間、大阪梅田の阪神百貨店8階催事場に足をお運びください。午前10時~午後8時まで。
三島郡島本町、高槻市は当店が日頃から買取努力を傾注している地区です。新年までに古本や資料等の整理をなさいませんか。風が心地よく通りますよ。なにとぞ大阪府古書籍商業協同組合加盟店の池崎書店にお電話、メールしてください。お客様の立場に立ってお客様にとって最良最適の方法をご提案いたします。20年以上の多数の買取実績がございます。御先祖様から伝わる大切な古い文書、古い本、色々の本、手芸書、料理書、クラシックやジャズのCDそしてLP、地図、、邦画洋画DVD、絵葉書、切手、万博関係の資料、アイドル関係、骨董、肉筆物、有名人書簡、原稿、浮世絵、版画等色々な品を求めています。日曜祝日無しで無料の出張買取、推進中。深夜や早朝の買取もご遠慮なく。専門のベテラン担当者が適正な査定、誠実に高価買取いたします。1000冊単位、万冊単位の大量買取お待ちします。引っ越し整理や会社整理、ご遺品整理も承ります。(と申しましても、一部の日本文学全集、世界文学全集等買い取りできない本や雑誌がまれにございます。書き込みや落書きのある本も、同様でございます。) 古書・古本出張買取を強化しております。また、宅配買取も簡単OKです。お問い合わせは古本・古書買取直通ダイヤル090-3990-1086、または 買取のお問い合わせ にて承っております。夜間もご遠慮なく。ご遠方からの宅配買取もお待ちしています。送料着払いです。
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あとは阪神歳末古書ノ市
いつの間にやら今年もあと10日余りになりました。
昨日は市会で大阪古書会館へ。朝から大量の出品して頂いた本の整理、展示です。
優品も多く、振りも多くで充実した締めくくりになりました。来年もよろしくお願いいたします。
ところが、来週に迫った「阪神歳末古書ノ市」用の仕入れがうまく行かず、焦っています。
またあの寒い倉庫へ行って思案しないといけないようです。
「阪神歳末古書ノ市」は来週月曜日、12月26日が初日です。ホントに今年最後の即売会。
是非ともお越しくださいませ。
高槻市、茨木市などは当店が日頃から買取努力を傾注している地区です。整理にお困りの古本や資料等がありましたら、どうぞ大阪府古書籍商業協同組合加盟店の池崎書店にお電話、メールしてください。20年以上の多数の買取実績がございます。御先祖さまから伝わる古くからの読めない古文書や手紙、今昔の色々の本、専門書、実用書、昔のチラシ、車のカタログ、パンフレット、双六、CD、映画や音楽のDVD、LP、地図、絵葉書、資料、万博関係、アイドル関係、肉筆物、書簡、原稿、骨董、版画、茶道具、軸、古い本等を求めています。日曜祝日無しで無料の出張買取、推進中。深夜や早朝の買取もご遠慮なく。適正に査定、誠実に高価買取いたします。(と申しましても、一部の日本文学全集、世界文学全集等買い取りできない本や雑誌がまれにございます。書き込みや落書きのある本も、同様でございます。) 古書・古本出張買取を強化しております。また、宅配買取も簡単OKです。お問い合わせは古本・古書買取直通ダイヤル090-3990-1086、または 買取のお問い合わせ にて承っております。夜間もご遠慮なく。ご遠方からの宅配買取もお待ちしています。送料着払いです。ご遺品整理、書庫整理など1000冊、万冊単位の大量買取も承ります。専門のスタッフが、丁寧に査定、適切にご提案いたします。
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ありがとうございました、全大阪古書ブックフェア
昨日は全大阪古書ブックフェア、最終日でした。
3日間、ご来場、お買い上げ、ありがとうございました。
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2016年12月19日 | コメント/トラックバック(0) |
全大阪古書ブックフェア2日目
昨日は夕方から、大阪古書会館へ。
全大阪古書ブックフェアは2日目を終えようとしていました。
お客様には閉場の午後6時まで熱心に本をお選び、お買い上げいただきました。ありがとうございます。
明日は最終日。午後4時の閉場まで、チャンスはまだまだあります。
ご来場お待ちしています。
初日の売り上げスリップを見ると紙モノが優勢、本は劣勢がはっきりしていました。
午後6時半過ぎから、谷町四丁目の魚のお店に移動して即売会の企画グループの忘年会。
侃々諤々と和気藹々が入り混じった賑やかな雰囲気の内に酒杯が廻り、お決まりの大阪締めで目出度く解散まで、ご馳走をいただきました。
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謎が解けた
最近は酒の宣伝と言えば日本酒が多いのですが、一昔前は洋酒が目立ちました。
それもサントリーが圧倒的に、CMの本数、質のリーダーだったと思います。サミー・デイヴィス・ジュニアーや山口瞳が出演したCMは傑作でした。
その一連のサントリーのCMの中に、古書をセピア色でソフトに映しながら低い声で何か詩のような朗読が重なり、最後はタンブラーグラスに揺らめく琥珀色のウイスキーの映像で終わる、というのがありました。
シックで良いCMでしたが、その中で読まれている詩のようなセリフが「‥‥大風の中を闊歩して(?)‥‥」とか「‥‥とどろきわたる‥‥」とか、切れ切れにしか聞こえませんでしたが、なかなか良さげなフレーズはいつまでも心の中に残り、何の本かしらと長い間、知りたいと思っていました。
それが先日、庄野英二さんの「アレン中佐のサイン」を読んでいてついに出くわしました。
太平洋戦争で日本軍の捕虜になったアレン中佐が聖書を読む場面。ヨブ記の第四十章にそれらしいフレーズがあったのです。
「主はまたつむじ風の中からヨブに答えられた(中略)神のような声でとどろきわたることができるか」
どうもこれらしい。
古い訳の聖書では
「エホバまた大風の中よりヨブに応へて言たまはく(中略)神のごとき声をもて轟きわたらんや」(日本聖書協会1977版旧新約聖書から引用)
CMでは後者の訳を朗読していたのではと思います。旧訳の旧約聖書は詩的言葉に満ちているのです。
映像の中の本は古びた詩集みたいに見えましたから、その方面ばかり探していました。
積年(三十年程?)の謎が氷解して良い気分です。