絵を答える
昨日は高齢者の運転教習の記憶テストを練習がてら取り組みました。問題は必ず4つのパターンの内のどれかが出題されます。ひとつのパターンは4枚の絵の組み合わせが4セット、つまり16枚の絵を見せられて、時間をおいてから、何が描かれていたかを答えるのです。
これがなかなか脈絡のない取り合わせで、「戦車、太鼓、目、ステレオ」という具合です。1分間眺めて覚えて、次のセットに行きます。こんな感じですから、4パターン×16枚。つまり64枚の絵を完璧に覚えておけば怖いものなしです。老人にそんなことはできません。そこで試験日や曜日、時間、などを聞くテストもあり、こちらに20点が配分されているので、あとは絵一枚こたえると5点ですから、せいぜい5枚正解すれば御の字で合格です。
何となく気になるのは、各パターンの最初の絵は戦争に使う道具だという事です。イメージがしっかりして記憶に残りやすいのですが、何かねえ。
古本 買取 神戸市
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2025年3月24日 | コメント/トラックバック(0) |
やはりね
昨日は久しぶりにコートが要りませんでした。風は少しあったのですが春風です。外で作業をしていると気持ち良いくらい。一直線に春ど真ん中と行きたいところですが、油断できません。
この時期悩むのは灯油を買うかどうかです。思わぬ暖かさが続くと、何となく石油ストーブも使わなくなり、余った灯油が夏を超して残ってしまいます。大して変質しないと思うのですが、気にはなります。かと言って1滴の備蓄もなかったら、昨今の世界情勢、いつ何時変化して石油が入らなくなる、という事になると慌てますね。
それよりも何よりも、災害、特に地震はいつ起こっても不思議ではない。電気が来なくなり、冬に入り、寒いとなれば石油ストーブが大事です。
やはり灯油、余ってもいいから買っておきましょう。
古本 買取 吹田市
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ほんの雪景色
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2025年2月20日 | コメント/トラックバック(0) |
売文社
黒岩比佐子さんの「パンとペン」講談社刊をパラパラと読みました。副題に「社会主義者・堺利彦と「売文社」の闘い」としてあります。黒岩さんは幅広く明治文献にあたって、村井玄斎や国木田独歩の再評価、伝書鳩の歴史、日露戦争の掘り起こしなど、明治時代をいろんな観点で見つめなおした良書をたくさん出されていますが、惜しくも52歳で亡くなられました。
「パンとペン」は黒岩さんの最後の本になりましたが、今や忘れられかけている堺利彦を、彼が作った「売文社」を通して新しい視点で見つめなおす力作です。「売文社」というのは今でいうならば文章を武器とした「電通」みたいなもので、いろんな人からのいろんな文章の注文をこなしたり本の執筆代行、編集請負などをする組織で、なかなか繁盛したそうです。
彼はその以前に「平民社」を作り「平民新聞」と言う左翼言論新聞を創刊したことで有名ですが、弾圧されて休刊し、その後に、このような一種やけっぱちみたいな会社を明治43年に起こしたのです。「売文」というのは、一種の自己卑下的なてらいがあるのですが、ある意味斬新で注目されました。予想通りそこには社会主義者、アナキスト、共産主義者などが集まって、一種カオス的な面白い集団になったのですが、さすがの堺利彦も御しかねて、結局大正9年に解散してしまうのです。
彼の生涯をその「売文社」中心に、生き生きと描いた大変読み応えのある作品です。
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2024年9月6日 | コメント/トラックバック(0) |
松川事件
戦後、当時の国鉄がらみで不審な事件が続発しました。下山事件、三鷹事件、そして松川事件。そのいずれもが真相が明瞭になっていません。松川事件が真犯人不明のまま1964年の今日8月16日に時効になっています。
この事件は文学者の広津和郎が「松川事件」という、裁判記録の本を出して被告たちの無罪立証に世論を大きく導きました。広津の友人の宇野浩二も「世にも不思議な物語」を書いて側面支援をしました。
この文学者が二人とも被告達の無実を信じた大きな要因が、被告たちの眼が澄んでいたからだ、と言われています。宇野についてはそれはあったかもしれませんが、広津和郎は精密に裁判過程を分析して、冷静に理論的に被告たちの無罪を信じていて、決して印象みたいなもので支援ししたわけではありません。
時効から60年が経ちました。いまだに事件は謎のままです。
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2024年8月16日 | コメント/トラックバック(0) |