舌代

月曜日の当番の市で仕入れた署名本の口を点検していると、里見弴著「羽左衛門伝説」に署名だけでなく、手紙が挟んでありました。

里見弴が「松太郎」(川口松太郎でないのが残念)という人に宛てたものでした。

内容は

岸田劉生展に行きたいのだが、一緒に見ませんか、電車の時間を指定するか、家に迎えに来てくれるか、お任せする。

という感じのお誘いの手紙でした。

劉生展だという所が、いかにも白樺派の文学者にふさわしい。

その手紙冒頭に、表題のように大きく「舌代」と書いてあります。

恥ずかしながら今まで、舌代とは料亭などのお品書きの類だと思っていましたので、変なことを書くなあ、と不審に思いましたので調べてみると何と、舌代とは「言葉では無く、文書で書いたもの」という意味らしいです。ここから派生して、お品書きの冒頭にも書かれる訳です。

昔の人はさらっとこんな言葉を使っていたのですね。

機会があれば使ってみたいものです。




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