猫みたい

この頃の若い人は、昔の文学全集で偉そうにしていた人の本はあまり読まなくなった気がします。文豪と名がつくような人物ですね。森鴎外や谷崎潤一郎、島崎藤村などなど。明治生まれの人達です。



大正や昭和初期に活躍した作家などもあまり読まれません。有島武郎や佐藤春夫などもパッとしない。ところが井伏鱒二や葛西善蔵、尾崎一雄や上林暁、木山捷平などは大モテと言ってもいいくらいです。もう少し下って戦後作家になるとこれまた軒並みだめです。唯一三島由紀夫だけが根強く読まれています。



戦前から戦後にかけての作家で、最も安定して読者を持っているのは私が見るところ、太宰治が群を抜いていると思います。彼は活きた言葉の魔術的な使い手です。難しいことは一切言わずに胸の中に入り込んでくるような、猫みたいなところが彼の文章にはあります。



初期からそれは変わらないのですが、後期の口述筆記が多くなると、ますますその柔軟さが発揮されて一種独特の文体になり、それが今でも人を引き付けるのでしょう。



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