食わず嫌い

食わず嫌いという事があります。いくら勧められても、頑として口に入れない。食べて嫌いならわかりますが、食べた事が無いのに受け付けないのですね。私にもあります。ある種の海産物がそうです。



本にもそれがありまして、この著者は一冊も読んだことがない、読みたくないというわけです。私にとっては林房雄がそうでした。戦前の共産党バリバリが転向して「大東亜戦争肯定論」等という、センセーショナルな題名の本を出していたので、全く読む気がしなかったのですが、ひょんな事から彼の「文芸時評」桃源社版を読んでみたのですが、ちょっと驚きました。



たしかにアクは強い。でも、良いと思う作品は、幅広く偏見なく褒めています。いけないと思う作品は遠慮なくそのいけないと思う点を書いているのです。けなした作者が別の作品を書いたところ、今度はあっさりと褒めたりして、先入観がありません。児童文学や劇作、詩なども取り上げて、実に目配りが効いています。



あけっぴろげとも言える姿勢で、意外とカラッとして陽性でした。



ただ、中野重治と中村真一郎の二人だけは理解不能と、お手上げ状態であることも正直に書いており、興味が湧きました。



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