動物は賢明
雄犬を飼っています。以前は二匹飼っていましたが、その生き残りです。
ラブラドルの血が幾分混じっているみたいです。
十七歳になるので、外で飼っている割には長生きでしょう。
人間で言えば百歳前後、さすがに足はヨロヨロしてますし、耳が遠い。寝ているそばを足音立てて通っても、まったく気づきません。
以前はしなかった行動が目立ちます。起きている時は、ウロウロ、ゆっくりと歩き回っています。何の目的も無いように、ただ行ったり来たり。
犬も惚けると徘徊するらしいですが、見ていると、別の意味があるように思えてきます。
足が弱るのを本能的に察して予防しているのではないか。
彼らは賢明なのだと思います。
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2014年1月15日 | コメント/トラックバック(0) |
会場で薀蓄
今日はツイン21古本フェア、レジ当番の2回目。
寒かったです。
三連休明けで、サラリーマンのお客様が増えるのではと期待したのですが、この寒さでは寄り道して本を選ぼうという気持ちが薄まるのか、千客万来というわけには行かなかった感じです。
でも、買い物カゴ一杯に買っていただく方もあり、発送を頼まれる方もいつもより多くありで、一概には言えません。
会期は明日を含め、まだ4日を残しています。もう一度週末がありますので、ひとえに、ご来場をお願いいたします。
今日のレジでは、当番仲間のSさんから神社の狛犬の薀蓄を聞かせていただきました。すごい研究心です。
いろいろな様式があるそうです。
狛犬の足が紐で縛られているのを見かけますが、「足止め」や「慰留」の気持ちを願掛けしているとのことでした。
我々もお客様を即売会場に足止めしたいものです。
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2014年1月14日 | コメント/トラックバック(0) |
午年の田楽
先日、桂米朝さんの干支の噺を書きました。
今年は午年です。
米朝さんは、午年の年初めには、「馬の田楽」をされることが多かったようです。
馬車を曳いた馬方さんが、荷物を降ろすべきお店を間違えている間に、近所の子供たちが馬の尻尾の毛を抜いて遊びます。
痛かったのか、馬が首を振った拍子につないでいた紐がほどけて、荷車ごとどこかへ行ってしまいます。
店から出てきた馬方さんがびっくりして、子供たちや往来で仕事をしている人、通りがかりの人たちに馬の行方を尋ねまわりますが、皆、のーんびりとしたふざけた事しか言ってくれません。
積荷が味噌樽だったので、
馬方「味噌樽を積んだ馬、味噌をつけた馬、知りまへんか?!」
男 「なにを言うんじゃいな、わしゃこの歳まで、馬の田楽は食うたこと、無いわい」
と言うのがサゲですが、それまでに登場する子供たちや、少し耳の遠い人とのやり取りは、抱腹絶倒です。
馬方一人だけがあせりまくり、ほかの人たちはトンチンカン。この対照のおかしさが噺の眼目でしょう。
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2014年1月13日 | コメント/トラックバック(0) |
本へのお誘い
昨日はツイン21古本フェア、初日のレジ当番に出ました。
この冬一番の寒波襲来と重なったためか、三連休の初日に重なった所為か、幾分お客様の出足は鈍かったようです。
言い換えると、良い本がまだまだたくさん残っているわけです。
昨日は観光地にお出かけだったかもしれませんが、今日はぜひ、本探しをお楽しみいただけたらと願っています。
今回はいつもよりも、各店、本のボリュームが多いようです。積み上げているのです。
お待ちしております。
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2014年1月12日 | コメント/トラックバック(0) |
干支噺
一月も早くも十一日です。一が三つ並び何かしらめでたいです。
めでたいと言えば浪速の初笑い、米朝一門会が長年続いています。
もともとは大阪サンケイホールでの米朝師匠の独演会でした。
米朝師匠は高座で噺をされなくなっても、この一門会にはよもやま噺という形で、お弟子さんとの対話でお元気な姿を見せてくれてましたが(青空書房さんみたい)、今年の正月は、体調の都合で休まれたとの事です。
ご健康を祈りたいです。
米朝師匠、お元気なころは、この新年の独演会では、その年の干支にちなんだ噺を一つはされたそうです。
大抵の干支に噺はあるそうですが、未(ひつじ)年のときは、噺が無いので、紙を(で)食っているということで「紙くず屋」という話をしたとか語っておられます。
古本屋の噺があればぴったりですね。
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2014年1月11日 | コメント/トラックバック(0) |