助けてほしい
昨日は夜になってから突然の雷と豪雨に驚きました。1分ほどですが停電もして、ちょっとした嵐です。
そんな中、ようやく四天王寺秋の大古本祭りの目録を仕上げて、印刷屋さんにメールしようと思うとこれができません。前回までスムースにメール出来ていたのですが、なぜでしょう。
パソコンを替えたからかな、と思いましたが、あまりあちこち触ってせっかくの目録が消えてしまうと嫌ですから、パソコンマスターのМさんにお願いすることにしましょう。
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2024年8月26日 | コメント/トラックバック(0) |
嘘だ
水を撒くホースのノズルが変になりました。普通の直進のノズルにして水栓をひねると直進以外に、霧状やじょうろタイプの3つの出方で水が飛び出します。ノズルのヘッドの横からもジャアジャア派手に漏れて、草木に撒くよりも漏れが多いほど。
どうやらこの暑さでノズルのプラスチックが変形したみたいです。普通なら考えにくいことですが、そうとしか思えません。
昨日は立秋。嘘でしょと言いたくなります。
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2024年8月8日 | コメント/トラックバック(0) |
うごめく
昨日書きましたが、パソコンの中に遠方の人がネットを通じて入っていろんな作業をしてもらうのは、不思議な感じです。
普段、私が操作している矢印のポインタが勝手に画面の中を動き回り、ウィンドウを開いたり、何かを書き込んだり、閉じたり開いたり、時々考え込むみたいに立ち止まったりしているのを見ていると、賢い生き物がパソコンの中でうごめいているみたいです。
背中がかゆいところに適切に指が伸びてきて、掻いてくれるみたいな、妙な気持ちよさ、二人羽織みたいなおかしさもあります。
何ともありがたいことです。
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2024年7月11日 | コメント/トラックバック(0) |
フィーバー
文学不振が言われ続けて何年になるでしょう。そもそも大学の文学部が作られなくなり、先生も学生も減り、一握りの作家の本だけがバカ売れするような状況が続いています。つまり村上春樹さんの一人勝ち状態が当たり前みたいになっています。
ところが最近、ある文庫本がバカ売れしています。ガルシア・マルケス「百年の孤独」新潮文庫がそれ。マルケスはノーベル文学賞を獲った南米コロンビアの作家です。その殆どの作品は日本で翻訳され、多くは文庫本にもなっています。ところが彼の世界的な出世作と言って良い「百年の孤独」は1972年に翻訳単行本が出たきり、文庫化されずに今まで来たのでした。
それが6月に初めて文庫本になったということで、前評判から沸騰して、出された途端に重版が決まるというフィーバーぶり。
一時的なブームとして消えないようにと祈っています。
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2024年7月1日 | コメント/トラックバック(0) |
ヘッセとトランク
カフカは未だに読みつがれているようですが、昔、若者必読と言われていたヘッセはさっぱりみたいです。「車輪の下」や「デーミアン」など、誰もが一度は本の名前くらいは聞いたことがあるはずです。ところが今では、彼が庭いじりをした話や読書などのテーマ別に文章を集めた文集が読まれているくらいではないでしょうか。
彼は青年向きの甘い恋愛小説家みたいなイメージを持たれがちですが、実はちょっとにがい厳しい作品のほうが多いほどです。「幸福論」などという文庫本もありますが、読んでみるとわかりますがハッピーなことはあまり書いていません。第一、「幸福論」は14ページほどしかなく、他は小品集です。
その冒頭にあるのは「盗まれたトランク」というあまり幸福ではない話です。旅先から家に送ったトランクが駅で紛失します。損害賠償の裁判のときに必要だからと、弁護士から品物と価格を書いておくようにと言われます。色々と列記してゆくと自分は大変な金持ちなんだと思い至ります。
つまり当時はドイツが第1次世界大戦で負けて、天文学的インフレに襲われていて、物も手に入らない状況だったのです。トランク自体や入っていた服、下着なども大変高く見積もられました。しかし彼はそんな物よりも40年愛用したハサミや友人から送られた手製の旅行用毛布など、かけがえの無い物を惜しむのでした。
ここを読むといかにもヘッセらしいつつましさにしんみりとなります。自分のことを振り返ると、こんなに愛用しているものがまわりにあるだろうかと自問してしまいます。ついつい100均ですましている安易さに気がつくのでした。
結局、駅の手違いでトランクは発見されてヘッセのもとに戻り、幸福な話になってめでたしです。
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2024年6月5日 | コメント/トラックバック(0) |