没収!
紀田順一郎さんが本についての本を書き出された時分から、その種類の本が一分野を作るほど沢山出ています。
ちょっと古いですが、向坂逸郎さんも「読書は喜び」を新潮社から出しています。
かなりの愛書家のようですね。
中学時代から古本屋に借金していたと書かれています。谷澤永一さんといい勝負です。
戦前、検挙された際に蔵書も摘発没収されたが、洋書は一冊を除いて全て無事だったとか。
その没収された一冊の洋書は赤色の装丁の、人畜無害なブルジョア経済学の辞書だったので不思議に思って係官に尋ねると、「だって赤い本だったから」と答えが返ってきたそうです。
ちょっといい話でした。
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2013年5月25日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
カテゴリー:お勧め本
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