間違いあり
人間、間違いは誰しもあります。
言葉や動作の間違いは、記録、記憶してない限りその場で消えてくれますが、物の間違いは消えてくれません。
誰かの間違いで、変な物が産まれます。
切手やコインの世界では、エラーのあるのは飛び切りの高値になるそうですが、本の世界では不良品扱いがほとんどでしょう。
束で仕入れた本の中に、白水社のモリエール笑劇集がありましたので、何気なく函から取り出してびっくり、本の背中の金文字は「イプセン名作集」。同じ白水社から出ている本です。あー、函と中身が入れ替わったんやなあ、古本ではようある事やなあ、と、表紙を開くと2度びっくり。中身は「モリエール笑劇集」です。
つまり、函と本の中身はまさしくモリエール笑劇集です、本の背文字だけがイプセン名作集。
この間違い本、何冊くらい世に出たのでしょうか。製本単位での間違いでしょうから、かなり多いかもね、白水社さん。
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2016年6月11日 | コメント/トラックバック(0) | トラックバックURL |
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