耳と目

今日5月20日は20世紀の娯楽を考えるうえで欠かせない日です。1851年の今日、ドイツにエミール・ベルリナーという人が生まれました。この人は円盤型のレコードを使う蓄音機を発明しました。それまでは蝋管蓄音機と言って、表面に蝋を塗った円筒に音を刻み込む方式が使われていましたが、音質が悪く録音時間も短いものでした。



ベルリナーはシェラックで作った円盤を回転させてそれに音を吹き込んだのです。1887年でした。音質が良くレコードの表裏が使えるので収録時間が長くなりました。その形が結局、今のCDまで原型として残ったわけです。ありがたい発明でした。



もう一つ、1891年の今日、エジソンが今の映画に繋がるキネトスコープを公開しました。まあ今の映画とはずいぶん違うもので、一人ひとりが箱を覗いて見る装置でした。フィルムを使って眼の残像を利用して映像を動かすという原理は今も変わりありません。。



一つは耳に、一つは眼に訴える娯楽装置に関するエポックな日が、5月20日というわけです。



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