189

今日は夏目漱石の命日です。毎年書いていると思いますが、49歳で亡くなりました。今で思うととても若いです。胃潰瘍による出血が直接の原因でしょう。



朝日新聞に「明暗」を連載中で189という回数を示す数字を原稿用紙の右肩に書いて、そのまま机に突っ伏して苦しんでいたらしい。私も去年、胃潰瘍の出血を経験しましたが苦しいなんてものではありません。床をのたうって転げ回るしかありませんでした。脳貧血で立ち上がれません。胸がなんとも不快で、心筋梗塞かな、と思いましたが痛いというよりも不快なのです。漱石の苦しみはよく判ります。



漱石は何度も胃潰瘍を繰り返していますから、病気のことはよく知っていたはずですが、食養生ができなかったといろんな文献に書かれています。好きなものには目がなく、自制心が働かなかったとか。私も脂っこい天ぷらや濃いコーヒーなどが好きなんですが、今のところは控えています。



よく考えると漱石は子沢山でしたが孫の顔を見ずに死んでいますから、私は二人も見れて幸せだと思うのです。節制することも少しずつ緩めても良いかも。



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賢治さん

昨日9月21日は宮沢賢治の亡くなった日です。1933年に亡くなりましたから今年で没後90年です。生前、2冊の本を出しましたが殆ど売れず、童話や詩の草稿を大きなトランクに一杯残して、ほとんど無名で亡くなりました。



それが、今では網羅的な全集は何度も出され、代表作は各文庫に収録され途切れることはありません。2冊の生前の本は何百万円の値段で取引され、書簡など、自筆資料が出れば天文学的な価値を持つことでしょう。



亡くなった日は、直前まで農民の肥料の相談に誠実に対応して、その後、自分でオキシフルで体を拭いて死にました。兄を慕う弟さんの努力で、彼の業績は後世まで欠けることなく残りましたが、その不思議な言語空間にはまだ、隠された謎が読み解かれることなく潜んでいるような気がします。



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食わず嫌い

食わず嫌いという事があります。いくら勧められても、頑として口に入れない。食べて嫌いならわかりますが、食べた事が無いのに受け付けないのですね。私にもあります。ある種の海産物がそうです。



本にもそれがありまして、この著者は一冊も読んだことがない、読みたくないというわけです。私にとっては林房雄がそうでした。戦前の共産党バリバリが転向して「大東亜戦争肯定論」等という、センセーショナルな題名の本を出していたので、全く読む気がしなかったのですが、ひょんな事から彼の「文芸時評」桃源社版を読んでみたのですが、ちょっと驚きました。



たしかにアクは強い。でも、良いと思う作品は、幅広く偏見なく褒めています。いけないと思う作品は遠慮なくそのいけないと思う点を書いているのです。けなした作者が別の作品を書いたところ、今度はあっさりと褒めたりして、先入観がありません。児童文学や劇作、詩なども取り上げて、実に目配りが効いています。



あけっぴろげとも言える姿勢で、意外とカラッとして陽性でした。



ただ、中野重治と中村真一郎の二人だけは理解不能と、お手上げ状態であることも正直に書いており、興味が湧きました。



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カントその後

昨日に続いてカントさんの話。彼は生涯独身で80歳まで長生きしました。永年、召使いと言うか下男と言うか、働いてくれる人が身近にいましたし、料理は料理人を雇っていたようです。



さすがに亡くなる何年か前には身の回りのことを親身にしてくれる妹と同居しました。毎日の昼の食事は友人たちを呼んで摂っていたようです。これに2,3時間をかけていたとか。心を許した友人たちとの会食はカントにとってかけがえのない時間でした。



そんなとても親しい友人がしばらく他所に行っていて帰ってから、晩年のカントと会ったところ、「どなた様でしょうか」と聞かれてびっくりしました。話す言葉も頼りなく、椅子の後ろに妹さんが座ってフォローしないといけない状態。3年前と全く変わってしまっていました。



そしてこの半年後にカントは薄めたぶどう酒を少し口に含んでから「よろしい」という言葉を最後に亡くなります。



カントでもこうなるのですね。平凡な私たちが少々ボケても全く気にすることはありませんね。



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芥川と地震

防災の日ですね。9月1日の関東大震災から今年はちょうど100年です。大勢の小説家や評論家などが自分の経験した震災を多くの文章に残しています。



特に芥川龍之介の「大震日録」は漢文調のきびきびした文章で、自分の目撃した状況や人からの伝聞を臨場感豊かに今に伝えています。



稀代の読書家、本好きでありましたから、有名な蔵書家の蔵や図書館が焼けたことを嘆いています。特に東京帝国大学図書館について、所蔵する貴重な典籍の復刻を怠って地震の火災によって烏有に帰しめたことを非難しています。



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